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特集 自律神経をコントロールする (3)
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自律神経研究の第一人者 小林弘幸順天堂大学医学部教授
TV放映 「世界一受けたい授業」 「たけしのニッポンのミカタ」など多くの健康番組に出演
『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』の著者で多くのトップアスリートや芸能人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる順天堂大学医学研究科 小林弘幸教授
このほど岩崎アンチエイジングメソッドクラブがアジャスターシステムで業務提携したトップアスリート株式会社 代表取締役 末武信宏氏は、プロアスリートのトレーニング、コンディショニング、ケア、治療法などスポーツにおけるソフトウェア研究開発や支援を行っており、小林弘幸教授は自律神経共同研究者であり、末武氏の上司でもある。
今後、トップアスリート株式会社(スポーツ診療部)と岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所は治験協力が計画されているが、おもな目的は小林教授と末武氏の推奨する身体能力向上システムプログラムの完成度をより高いレベルに達成させることにある。
さて、引き続きシリーズで「特集 自律神経をコントロールする」を小林弘幸教授の出版本や雑誌記事などを引用し代替補完医療分野の観点でコラムを投稿していきます。
今回からは各論的に日常生活上の事柄から小林教授のアドバイスを通じ、コラム投稿いたします。
ところで、自律神経のバランスが崩れたことで生じる悪影響のひとつに肥満が挙げられます。
交感神経の働きが低下すると、エネルギー代謝量が減少し太ってしまいます。最も大切なことは規則正しい生活を送ることです。ダイエットというと極端な食事制限をする方々が多いですが、食事をしないと腸が動かなくなるので、自律神経のバランスが崩れ、返って悪い結果を招きます。
やはり、自律神経活性化させ腸内環境を整えてエネルギー代謝を活性化するためにも1日3回の食事をとることです。
また、適度な運動は脂肪がエネルギーとして消費されるとともに交感神経が上がり、基本的な代謝量そのものが上がります。しかし、中高年の朝のジョギングは肥満解消どころか脳血管や心肺機能が稼動開始準備状態の非常に危険な時間帯となります。よって夕方以降か夕食後、1~2時間してから最低30分のウォーキングをお勧めいたします。
なお、食事はゆっくり咀嚼し、腹八分目を心がけながら適度な運動をすることが大切です。また、夜10時以降の食事や果糖摂取はインスリン分泌低下(インスリン抵抗性)となりやすい時間帯です。深夜の過食や間食は生活習慣病の温床になりやすいので注意が必要です。
次回はラブレター書くなら朝・夜どっちが良いか?自律神経の特性からお伝えいたします。