性格・気質、脳・神経、遺伝子(3)
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2007-08-10 00:00
Gray (1987)はEysenckの理論を批判的に継承し、いわゆるBig Threeモデルを脳内システムと関連させて提唱しました。
行動活性化システム Behavioral Activation System, BAS
報酬や罰から活性化し、目標達成のための接近行動が惹起されます。衝動性、衝動的な刺激探求性ともいえます。
中脳辺縁系のドーパミンが想定されています。
行動抑制システム Behavioral Inhibition System, BIS
報酬や罰から活性化し、脅威に対する注意が喚起されます。不安に相当します。
脳内の中隔・海馬系が関与しているとされています。
闘争・逃走システム Fight-Flight System, FFS
無条件な罰刺激によりする活性化し、防御的な攻撃、もしくは逃避的な行動が起こります。
扁桃体と中心灰白質が関係しています。
銀座泰明クリニック