大園 エリカ
オオソノ エリカ前世やカルマというものの解釈 (P.S.編)
-
ちなみにカルマの清算の仕方というのは、アシュタールが今回の例で話している「殺したら殺されなくては、盗んだら盗まれなくては、カルマの清算にならない」という様な、そんな単純なものではありません。
勿論そういう形でしか「された側の立場の痛みが解らない」場合は、その様な経験が必要になる場合も多々あるかもしれませんが、(確かに同じ経験を味わう事が一番相手を理解し易いですね?)
そこで関わった人間同士に怨恨が残り気付きに至らなければ、やっぱり因果は清算される事は無く、又同じ課題(カルマ)を自分で自分に課すという事が多くなるのだと思います。
(^^;
けれどもし人を殺めてしまったという経験が、殺される立場の者の痛みや、それに関わる人々や、強いては人間を始めとする生命というものの痛みを深く理解できる「気付き」に来れた人ならば、
どの様な生命に対しても殺生を止めるという事や、家族を殺されて哀しみと怒りに苛まれている人達を助けたり励ましたりという事が、自分の負のカルマの借金の返済にもなるという事でもある様です。
殺人鬼だったアングリマーラが、出家後には新しく生まれて来る生命を助けるという様な功徳を積んで、悪いカルマの借金を返せたというのも、正にそういう事だったのですね~~~。
( ・・) ~ ☆彡
個人的にしても、他者との共有にしても、数限りない人生を繰り返している私達ですので、前世というものが有ると捉えた場合、それは限りなく有る訳ですから、
良く巷の霊能者の方達が行っている、その人のたった数回の前世から何かを安易に判断する行為というのはあまりに安直で、それは人間への理解がいかに浅いかという事の表れではないかと私は思います。
( ・・) ~~~ ▲
ちなみに霊能者でも有られたお釈迦様ですが、その事を良く理解されておられたので、
「とても複雑であるカルマというものを正しく観る事などできない人間が、霊能力を用いて人のカルマの全てを把握した様に思うのは傲慢で、とても品の無い行為である」
と戒められています。
(^^;;
これを書きながら、又私はお釈迦様の逸話を思い出しました♫
(^^♪
それは…
或る時、お釈迦様は弟子と共に道を歩かれておりました。
そこに一人の男性が近付いて来て、お釈迦様に対して色々と文句を言い始めたのです。
弟子は驚き、そしてお釈迦様の様子を窺いますが、お釈迦様は何も反論せずに黙ってその男の気が済むまで文言いたい放題にさせたのです。
男は言いたい事を吐き出し切ったのか、やっと文句を言う事を止めてお釈迦様の前から立ち去って行きましたが、
弟子は罵倒した男に対して何故反論をされなかったのかをお釈迦様に尋ねた時に、お釈迦様はこうお答えになったそうです。
「これで私の人間として生きている時に生まれたカルマの清算が、全て終わりました」
《 ゚Д゚》!!
お釈迦様は大悟され、生きながらにして聖人に生まれ変わられているので、この様な表現になるのですねぇ、素晴らしい!
(*^^*) ~ ♡
ちなみに仏教を勉強するとこの様な逸話が沢山出て参りますが、何か大人の童話みたいで私にはとても面白かったです♫
(^^✿✿✿
…ん!?
何か今回のテーマでは、仏教の紹介コラムになっている様な…???(笑)
(^^;
私はどこの宗教にも属しておりませんが、頭が柔軟なので「真理は真理」「善いものは良い」という事と、
今回のテーマには「生まれ変わり」や「カルマ」や「因果」というものから "生命" というものを紐解いている仏教というものがやはり解り易いという事で、今回は仏教の例を多くお借りして私の見解を述べてみたのでありました♫
☆_(_☆_)_☆
ちなみに仏教は奥が深過ぎて、学んだ人の数だけ解釈が有るといわれておりますし、
日本に中国経由で伝わった仏教は、オリジナルの教えからは教義が大分変化していて、宗派も多数に分かれており、それを "退化" と捉える方々と "発展" と捉える方々に分かれます。
_(_^_)_
これは私の視野ですが、仏教に限らず全て「宗教」と名の付くもの、そしてどの分野や世界でも、
玉石混交の人間達が作る世界は、必ず「聖」と「邪」が入り乱れているものでございます故、
どの様なものを学んでも、やはり大事なのは、「自分が何を感じるか?、何を選ぶか?」という指針であり、どなたもそこから各自離れてはならないと私は思っておりますし、
それと共に、どんなものでも「善いものは良い」というものを見分ける知性と柔軟さは身に付けていたいと、私自身はそう思って生きているのでありまする♫
☆_(_☆_)_☆
お釈迦様の象徴でもある蓮の花♫
泥沼の中でも汚れずに美しく咲くこの花は、正に私達のお手本でもあり、そして "聖人" に相応しいお花です~✿
仏教徒でもある美輪明宏さん曰く「泥沼は栄養があるのよね~~~♫」との事で…
その捉え方は、やはり「流石!」でございます♫ (笑)
☆_(_☆_)_☆