私は正直、今の日本の子供達を見ていると、本当に気の毒に感じる事があります。
それは今の子供達が、「学ぶ事の本当の意味と喜びを教われない、残酷な教育システムの中に生きている」と感じる事が多いからです。(;_;)
人の心をロボットの様にしてしまう様なものを生み出す、今の日本の教育制度というものは、本当に酷いものです。(ー ー;)
只々、判で押した様に「良い成績を取る為 → 良い学校に入る為 → 良い就職に就く為 → 良い結婚 = 幸せ(!?) 」と、まるでベルトコンベアの様に単純で無機質で、物欲主義の塊みたいな価値観だけを、子供達は社会や大人達から押し付けられていて、
そこには、人間の "心" というものを蔑ろにする図式しかない様に、私には思える時があるのです。
(例えば、塾でも「習っているお稽古事は全て止めなければ、絶対受験には受からない」と洗脳するというのは、良くお聞きします。)
そして、それが「いかに子供達の生きる意欲を削ぎ、生命力を奪っているのか!?」とさえ、思える時が正直あります。(;_;)
今の日本の授業の教え方や受験や試験のシステムにしても、これは多くの日本の子供達に取っては、「勉強は嫌々、強制的にさせられる "拷問" の様なもの」でしかなく、ここから子供達が「学ぶ楽しさ」を味わう事は非常に困難であると、私は感じている一人なのです。
今の日本の教育は「人を育てる」「心を育てる」という様な教育ではない為、大半の子供達が「自ら学ぶ」という、勉強に一番大事な意欲と意味は失われています。
「勉強は何故するのか?」というその本当の意味を、実は親も子供も、その根本が見えておらず、
又その理由を考えても、「社会がそうだから」「世間がそうだから」というモヤモヤ漠然とした答えしか持っていない。
実際「人間の人生の本当の目的」も良く解らないまま、只々「良い成績を取る為のもの」になってしまっているから、それは当然なのです。
この様なシステムでは、どうやって子供達が意欲的に「勉強したい!」と思う事ができるでしょうか?
生きるという事が、「お金=良い生活=幸せ」という、物欲主義が生み出した価値観しか無い様に感じさせられる子供達は、人生というものに絶望感を感じてしまう様になるというのも、私は頷けます。
何故ならそこに、人間の "心" というデリケートなものがお座なりにされているからで、心ある人間に取ってはそれはごく健全で、自然の感情であると私には思えます。
人間は「我慢」からは、決して自発的なものは生まれて来ないものなのです。
強制的に押し付けられて「させられる」と感じる様なものは、人間に取っては奴隷か拷問に近い感覚になるのです。
そこに「楽しさから来る意欲 = 本物の学び = 自発性」が生まれて来る事は、皆無と言っても過言ではないかもしれません。
本物の教育というのは、子供達自らが「学びたい!」と思える様なものでなければならないと私は思います。
この、まるで監獄の様なシステムの中で、大人達から言われる "漠然" とした目的の為に、良い成績を取る事だけに一生懸命勉強させられ、健気に頑張る子供達の心が健康を欠いて行くのは当たり前ではないでしょうか?
今の日本は、残念ながらそういう一面を持った国でもあるのです。
これからの日本は、何処へどうなって行くのでしょう?
・・・と書いていたら、只今(9月16日(火) 12:30)関東に大きな地震が!! (((゜Д゜;)))
最近は地球全体が、色々な事を通して私達人間に、必死に何かを訴えている様に感じている方は、きっと多いのではないでしょうか?
「天災は、人間のエゴが生み出している」という説があります。(・□・;)
人間の「自分さえ良ければいい」「自分以外のものには無関心」という、エゴイスティックなネガティブエネルギーが大きければ大きいほど、地球のバランスを崩して行くそうです。
この世は見えないエネルギーというものがあり、全てが関係し、繋がっているのです。
有り難い自然を破壊するのは、人間という存在だけなのです。(;_;)
自分達が住んでいる星でもあるのに、その "地球" という恩恵の環境を、自ら汚し破壊する事の愚かさに、気づいている人達と、そうでない人達がいるのですね。 (ー ー;)
こういう事をしっかり教えるのも "教育" というものであるべきではないかと私は思うのです。
今まで良しとされて来た資本主義ですが、そこから生まれる弊害と限界いうものにも、そろそろ私達は目を向けなければならない時代になっているという事ではないでしょうか?
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このコラムの執筆専門家

- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年