トップになって、

天下をとってやろうとがんばっても、

すべての世界を手に入れることなど

できるはずがない。

世界制覇とか、天下統一などは、

努力して手に入れるものではなく、

人知を超えた力によって

成されるものなのだ。

世界を制したつもりになっても、

すべてが思うようになるわけではない。

地位や、立場や、財産や、名声など、

天下をとった証であると思うと、

執着心がわく。

執着すればするほど、

その証は永遠ではなく、

失われていく。

人間はいろいろな面を持っていて、

外見や表現方法など、

人それぞれに違いがある。

リーダーとなって

人々を引っ張っていく人もいるし、

リーダーに従って、

フォローする人々もいる。

もの静かなタイプの人もいれば、

騒がしいアジテーターもいる。

力強いものもいれば、

か弱いものもいる。

育成して、サポートする人がいる一方で、

破壊する人もいる。

そこで聖人といわれる人は、

甚(じん)《極端な態度》をとらず、

奢(しゃ)《贅沢》に溺れず、

泰(たい)《怠慢》を戒める。

(※「心が休まる老子」　伊藤淳子　訳　より)

夕暮れに差し掛かると、何故か太陽の存在がより大きく思える私…。

それにしても夕暮れって、どうしてこんなに人をノスタルジックな気分にさせるのでしょうか？？？

( ・・) ～ ☀彡

大好きな「老子」の表現の中に、私はどこか「夕暮れ」のノスタルジーに近い感覚を覚えます。

《 ﾟДﾟ》☆彡☆彡☆彡