大園 エリカ(クラシックバレエ教師・振付家)- コラム「理想的な親とは?(その理想はどこから来ているのか?)」 - 専門家プロファイル

大園 エリカ
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大園 エリカ

オオソノ エリカ
( 東京都 / クラシックバレエ教師・振付家 )
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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理想的な親とは?(その理想はどこから来ているのか?)

- good

2015-05-11 09:41

人は親になると「この様な親になろう!」と、きっと多くの方が自分の理想をお持ちになるのではないでしょうか?

そして子供は子供で、良く「親がこの様な人であったら!」とかの妄想を抱きます。

( ・・) ~ ☆彡

 

そして親が「理想的な親になろう!」と一生懸命頑張っていても、親が思う様に子供側が感謝を感じられていなかったり、逆に我が子に反抗されてしまってお悩みの親御さんも多いのではないかと思います。

 

その原因は一体どこから来るのでしょう?

(・・;)???

 

それは、親が「子供にしてあげたい」と思うものがどこから来ているのか?を観てみれば、お答えが見えて来ると思います。

(^^✿

 

良くあるケースは、親になった人が子供だった時に

 

★「親から与えてもらったものに感謝」するので、我が子にも同じものを与えたいと思うパターン

★「親から与えてもらえなかった不満」があり、自分は逆にそれを我が子に与えたいと思うパターン

★「自分の親から強いられた事をして来た」ので、我が子にもそれが良かれと教育するパターン(※逆のパターンも有り)

 

というのがあります。

( ・・) ~~~

 

 

いずれにしても、これらに共通するのは「自分が子供の時に感じたものが反映されている」という事です。

《 ゚Д゚》!

 

つまりその場合の「理想」とは "自分に取っての理想" であって、それが我が子に取っての理想であるかどうか?というのは又別のものという事が、親御さん側に理解されているかどうかが大事なキーポイントになる気が致します。

《 ゚Д゚》!!

 

何故かというと、親は自分の経験から感じた事を教育に反映されるのですが、我が子は親が経験した事を経験している訳ではなく、

子供に取っては、「最初から与えられている」ものとして経験がスタートするからです。

《 ゚Д゚》!!!

 

 

最初から「有って当たり前」という環境ですと、そこに「感謝」するというのは逆に難しくなるのです。

だから子供に「感謝して欲しい」と思っていたとしても、子供側にしたら最初の環境が自分の親とは違う訳ですから「親と同じ様に感じろ」というのは無理なお話しなのですね。

(・・;)

 

それは子供が悪い訳ではなく、子供側からしたら自然で当たり前の感覚なのです。

これは、親御さん側が子供の立場に立ってお考え頂ければお解りになるでしょうか?

(*^^*)

 

 

又こういう事もあります。

例えば、

 

★ 子供が親を反面教師にして成長するケース

※この場合、親に取って子供が小憎らしく可愛げが無く感じる=親が我が子にコンプレックスを持つケースになると、親子関係がギクシャクしてしまいます。

 

★ 理想的な親に対して子供がコンプレックスや圧力を感じてしまうケース

※親が理想的で立派だったら理想的な親子関係になれるのか?というと、必ずしもそうとは言えないという理由はここにあります。

 

 

勿論、人の数=親子の数だけパターンがあるので、親が理想的であろうとなかろうと、親が反面教師的であろうとなかろうと、結果のバランスが「理想的」な関係になっておられる親子のケースも(数は少ないと推測致しますが)存在すると思いますが、

 

親子と言えども、「人生」というものはそれぞれ全くのオリジナルになる訳で、同じ経験をする事は不可能ですし、経験が違えば当然感性も異なって来る訳ですから、

 

結局結論は「理想的な親」というものは存在せず、それぞれの経験の中で只バランスが図られているだけなのかもしれませんね。

( ・・) ~~~ ★彡☆彡

 

 

 

ちなみに、これは私が感じている事なのですが…。

親である立場の人が、もし自分の過去の経験を持ち込まず「ニュートラル」の状態から子育てをできたとしたら…。

 

その様な視野をお持ちになれる親であるならば、それが「子供に取っての理想的な親」になれる可能性があるのかもしれないという事でしょうか♫

(^^♪

 

 

まぁこれも、言うは易く行うは難しの「理想論」ではありますが。(笑)

(^^;

 

 

 

 

 

この雲♫ 私には大きなハートに見えます♡

(^^♡ ♡ ♡

 

 

 

 

 

 

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