大園 エリカ
オオソノ エリカ気に入らないものを排除しても、又気に入らないものが出現するこの世の仕組み
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今回のテーマは前回お話しした「中心」というものにも通じるお話しです♫
(^^♪
世の中にはどんなに立派な方でも、自分で「気に入らない」と感じるものが全く無い人などいらっしゃらないのでは?と思われますが(笑)、
そうした時、人は思わずそういうものを避けたくなり「排除したい!」と戦国武将の信長の様に(!? 笑)、バッサリ切り捨てようとされる激しい方も多いのではないかと思います。
(^^;
これは個人的な家族・友人関係という様な小さなコミュニティから、会社や企業、そして国や国家間という社会としての集団にも絶えず起きている事でもあり、
その極め付けが、いつの時代にも必ずどこかの国で起きている「戦争」というものですね?
(;・_・)
色々な人間模様を拝見して私は思うのですが…。
どの世界でも (※例えそれが "聖職者" と呼ばれる様な方達の世界であっても) 、人間が集まる場所には必ず派閥というものができますね?
最初は一つだったものでも時間が経つと、内部から必ず「自分達の主張する事こそが正しい」と意見が分かれて来て分裂を始める。
そして自分達と価値観や意見の違う者を排除したりするのですが、時間が経つとそこに残った者達の中で、又そこに新しく入って来る者達との中から、又分裂や権力闘争が始まり、
結局新たな体制になっても、最終的には又そのパーセンテージは結局いつも同じになってしまうというのが、この「二元性」という幻想に囚われている地球内で人間が営む事の様ですね?
(…たく、私達人類は長~~~く生きているのに、性懲りも無く一体何をしているのでしょう!?(笑))
(^^;(^^;;(^^;;;
そしてこれは私達の内面でも、絶えず起きている事でもあります。(※中と外は一緒だからです)
《 ゚Д゚》!!
先日テレビを拝見していたら、その現象をこの様に表現されていた方がおりました♫
(以下は、それを私流に再現アレンジしたものです)
(^^✿
ここに一つの棒があるとしよう。
その棒の真ん中を挟んで、片一方を「右」と呼び、そしてもう片一方を「左」と呼ぶ。
或る人は思う。「右こそが正しく真理だ」
又或る人は思う。「いや、左の方が真理である」
そして闘争が始まり、「右 (左)」が真ん中から、気に入らない「左 (右)」を切って排除してしまう。
そして「ああ、これで右(左)だけになった!」と喜ぶ。
だが、見てごらん。
半分切り落とされた棒には新たな中心ができ、又そこに「右」と「左」が生まれている。
この表現。
とても分かり易くて素晴らしいと思いました♫
(^^♪
私達人間が陥り易い思考癖、「どちらかの両極端に走る」という事への未熟さに気付かせてくれる「言い得て妙」の譬え話だなぁ!と感じました♫
☆_(_☆_)_☆
ちなみにこの解説をなさっていたのは、ベトナム出身のティク・ナット・ハンという出家僧侶の方でしたが、
仏教を学ばれている方というのは、大変頭の良い方が本当に多いのです。
☆_(_☆_)_☆
その反面、仏教徒の方の中には「仏教オタク(※私が命名)」という、生活の中で実践の伴わない矛盾だらけの驕った "頭だけの知識お馬鹿さん" に陥っている方も、多く見受けられるのですが…!?
(^^;
ほらね~ッ!
やっぱりどこの世界でも、パーセンテージは同じなのですよ~~!?(笑)
(^〇^)
結局最終的に大事なのは「自分」の内面に起きている事を見つめるという事なのだと思います。
結局「気に入るもの」も「気に入らないもの」=「右」も「左」も自分の一部なのですから、
「排除」できるものではないし、又それが解決にはならないという事なのです。
《 ゚Д゚》!!
この写真も今回の内容にマッチしています!?
(^^♫
私達の「中」と「外」は一緒です。
原因は「外」に在るのではなく、自分「中」に在るという事。
そして、
各自が「相手」を自分の怒りの原因と観るのではなく、「自分」の中に原因を観る事ができれば、
皆がお互い、どの様な相手にも優しくなれる気が致します♫
自分の外であろうと中であろうと、賢い人は気に入らないものを「断ち切る」「排除」という稚拙な選択をなさらないのは、それをしても又同じ事が繰り返されるだけと知っているからです。
( ・・) ~~~
人間は生身であり感情を持った動物ですから、この世では断ち切られた方には「恨み」が残ってしまう事が多く、それはいつの時代も「家庭不和」「戦争」というものが終わらないという人類の長い歴史からも窺えます。
(^^;
断ち切ったら自分も断ち切られる。
排除するものは、自分も排除されるのです。
ですので本当の賢者というものは「全てを受け入れ呑み込んで、大きく成って行く」のでしょう。
☆_(_☆_)_☆
この宇宙の様に…!?
《 ゚Д゚》~ ☀☾☆