大園 エリカ
オオソノ エリカ「食べる事」と健康に付いて ②
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今回は「内臓の働きが心と性格に及ぼす影響」と「食べ物の好みが内臓の健康に及ぼす影響」という事に付いて、東洋医学で良く言われる「陰陽五行」というものからの、面白いものの観方をご紹介致します♫
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★★★ 味覚(五味)★★★
★ 肝体質(木性)… 酸味を好む。
酸味を採り過ぎると肝臓や筋を弱める。筋は肝臓が支配している。
★ 心体質(火性)… 苦い食品を好む。
苦味を採り過ぎると心臓、血液、骨に害がある。
★ 脾体質(土性)… 甘いものを好む。
過食すると脾臓を悪くし、肉に悪影響がある。
★ 肺体質(金性)… 辛いものを好む。
辛味に偏ると、肺に悪影響を及ぼす。
★ 腎体質(水性)… 塩からいものを好む。
摂り過ぎると、腎臓や二陰(生殖器、排泄器官)に悪影響を及ぼす。
★★★ 感情(五志)★★★
★ 怒(木性・肝)… 肝臓が病むと気が上昇して怒りっぽくなるか、反対に怒る気力が無くなる。
過剰な怒りは、肝臓を傷める。
★ 喜・笑(火性・心)… 有頂天になって大声で笑う事は、気が緩み心臓の力を弱める。
度が過ぎると笑う事も良い事ではない。心を患っている人が一人笑いをしたり、逆に全く笑わなくなるのは、肉体的に心臓と繋がっている為。
★ 思・慮(土性・脾)… 物思いにふけり過ぎると気が結し、脾や胃に害を及ぼす。
★ 憂・悲(金性・肺)… 憂い・嘆き・悲しみなどの感情が強いと、気が消え肺を弱める。
恋愛感情なども肺・金性が司っており、肺病が色情因縁と言われる所以はそこにある。
★ 恐・驚(水性・腎)… 恐れや驚きの感情は、気を乱して腎を痛める。
腎を患うと些細な事で驚き易く、恐怖感を持つ。
以上、「陰陽五行」に付いての基礎知識の中から、ほんの一部を引用させて頂きましたが、
どの様な感情であれ、激しい感情の高ぶりは神経症状となって内臓を痛めるので、
健康の為には、いつも感情を穏やかにコントロールすることがとても大切になるという事なのですね~。
東洋医学では、内臓のコンディションが性格に影響を与えるという事から「食べる事」と「人生(運命)」とは密接に繋がっていると捉えるのです。
そして、やはりここでも健康法というのは、食べ物同様 "程々" という「真ん中を保つ」方法が秘訣であり究極なのだという事に落ち着きます♫
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東洋医学はこの様に、人体と心の繋がりから「健康」というものを観ているのです♫
…というお話しで・し・た♫
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私は昔から、西洋的な「食べ物=カロリー」「体=筋肉・体脂肪」の様に、精神的なものや心の事をおざなりにして、パーセンテージの数字ばかりに拘る様な短絡的な見方よりも、
「食べ物=体と心の繋がり」から健康と美を考える様な、東洋医学の奥深さに惹かれます♫
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