大園 エリカ
オオソノ エリカTea time コラム(私の好きなメッセージ)⑱
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「演技」と「対話」の心得
舞台 「夕鶴」の一千回公演で知られる
山本安英が、
著書の中で、次の言葉を語っています。
相手役のせりふの内的意味が
きちんと聞き取れれば、
自分の言葉は、
自然に口をついて出てくるはずです。
ですから、舞台で
相手の演技がとても良かったと思うとき、
そういうときこそ
自分も正しく演技ができているのですね。
今日の舞台は我ながら良くできた、
などと自分で思うときは、
たいていは駄目なのですね。
この山本安英の言葉は、
「演技」について語られたものですが、
「対話」というものを考えるときにも、
深い示唆を与えてくれます。
なぜなら、
「対話」という行為において、
我々は、いつも、
次に自分が語るべき言葉に気持ちを奪われ、
いま相手が語っている言葉に耳を傾けることを
忘れてしまうからです。
そして、
我々は、いつも、
相手の共感を得たいという気持ちに支配され、
相手に共感するこころを忘れてしまうのです。
(※「自分であり続けるために」 田坂広志 著 より)
この夕焼けも、綺麗ですねぇ~~~♫
(^^♪
「相手に解ってもらいたい」という思いばかりで話す人は、自分の言いたい事だけを勝手に話す形になり、
人の話しを最後まで聞かずに途中で遮ったり、
もうすでに解ったつもりで、相手の話を蔑ろにして聞かなかったりするので、
傍で聞いていると、全く会話や対話になっていませんね。
(^^;
自己主張ばかり強くて、「相手を解ってあげよう」とする心が足りないから、
「人の話を、聞いている様で聞いていない」という現象が、頻繁に起きる訳ですねぇ!
(^^;;
反省ッ!私達!?(笑)
_(_^_)_