大園 エリカ(クラシックバレエ教師・振付家)- コラム「Tea time コラム(私の好きなメッセージ)①」 - 専門家プロファイル

大園 エリカ
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大園 エリカ

オオソノ エリカ
( 東京都 / クラシックバレエ教師・振付家 )
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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Tea time コラム(私の好きなメッセージ)①

- good

2014-08-05 06:00

もう何年前になるでしょうか?

本屋さんにフラリと立ち寄った時に 「自分であり続けるために」 という美しい本がありました。☆彡

 

 

その本の中の数々の深いメッセージの全てに、私自身が生きて来た姿勢に共通するものが流れていて、今でも、いつ読み返しても、その度に私が大変清々しい感動を覚える本の一つです。

 

著者は田坂広志さんという方です。

 

後で知ったのですが、この方は東京大学の工学部を卒業されている方で、沢山ビジネス本も書かれておられる方なのですね~。《゚Д゚》☆彡

この方はビジネスに長けておられながら、芸術へのものの観方にも大変造詣の深い方であるという事が、この本からも窺えます。(ちなみに私は彼の著された他のご本は、まだ読んだ事がございません)

 

そこで今回はその彼の本の中の、奥深い素敵なメッセージの一つをご紹介させて頂こうと思います。(^^♪

 

 

 

《 パリで画家が育つ理由 》

 

遠い昔、ある著名な画家に聞いた事があります。

なぜ、パリでは、あれほど多くの優れた画家が育つのですか。

 

 

この問いを発しながら、私が予想していたのは、次の様な答えでした。

パリには、優れた美術学校がたくさんあるからだよ。

 

 

しかし、その画家から返ってきた答えは、私の予想外のものでした。

パリには本物の絵がたくさんあるからだよ。

 

 

その画家は、静かに、そう答えたのです。

 

 

ある「高み」にまで達したものを、毎日のように、見る。

そして、知らず知らずに、その「高み」を、自分自身の目標に重ね合わせていく。

 

 

その無意識の営みこそが、一流のプロフェッショナルが育つための条件なのでしょう。

 

 

その事を考えるとき、一つの問いが、心に浮かびます。

我々は、毎日、「本物の絵」を見ているだろうか?

 

 

その問いが、心に浮かぶのです。

 

 

 

 

   「受胎告知 天使」(ルーブル美術館)

 

カルロ・ドルチ(1616ー1686)

 

 

 

皆さんは日々、本物の何かに触れていらっしゃいますか?

そして又ご自身は、子供や若者から尊敬される様な生き方をされておられますか?

 

 

良く言われる「本物」とは何でしょう?

 

 

この様な問いを、たまに自分自身に問う事も、とても大事な事の様に私は思います。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

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