大園 エリカ
オオソノ エリカTea time コラム(私の好きなメッセージ)①
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もう何年前になるでしょうか?
本屋さんにフラリと立ち寄った時に 「自分であり続けるために」 という美しい本がありました。☆彡
その本の中の数々の深いメッセージの全てに、私自身が生きて来た姿勢に共通するものが流れていて、今でも、いつ読み返しても、その度に私が大変清々しい感動を覚える本の一つです。
著者は田坂広志さんという方です。
後で知ったのですが、この方は東京大学の工学部を卒業されている方で、沢山ビジネス本も書かれておられる方なのですね~。《゚Д゚》☆彡
この方はビジネスに長けておられながら、芸術へのものの観方にも大変造詣の深い方であるという事が、この本からも窺えます。(ちなみに私は彼の著された他のご本は、まだ読んだ事がございません)
そこで今回はその彼の本の中の、奥深い素敵なメッセージの一つをご紹介させて頂こうと思います。(^^♪
《 パリで画家が育つ理由 》
遠い昔、ある著名な画家に聞いた事があります。
なぜ、パリでは、あれほど多くの優れた画家が育つのですか。
この問いを発しながら、私が予想していたのは、次の様な答えでした。
パリには、優れた美術学校がたくさんあるからだよ。
しかし、その画家から返ってきた答えは、私の予想外のものでした。
パリには本物の絵がたくさんあるからだよ。
その画家は、静かに、そう答えたのです。
ある「高み」にまで達したものを、毎日のように、見る。
そして、知らず知らずに、その「高み」を、自分自身の目標に重ね合わせていく。
その無意識の営みこそが、一流のプロフェッショナルが育つための条件なのでしょう。
その事を考えるとき、一つの問いが、心に浮かびます。
我々は、毎日、「本物の絵」を見ているだろうか?
その問いが、心に浮かぶのです。
カルロ・ドルチ(1616ー1686)
皆さんは日々、本物の何かに触れていらっしゃいますか?
そして又ご自身は、子供や若者から尊敬される様な生き方をされておられますか?
良く言われる「本物」とは何でしょう?
この様な問いを、たまに自分自身に問う事も、とても大事な事の様に私は思います。
☆_(_☆_)_☆