Dr.TSUBAKI(歯科医師)- コラム「唾液の保護膜(ペリクル)とバイオフィルム」 - 専門家プロファイル

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唾液の保護膜(ペリクル)とバイオフィルム

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ホワイトニング コラム 2009-07-08 10:13
こんにちは。ティースアートのDr.TSUBAKIです。

歯の表面は通常、唾液の保護膜によって守られています。これはペリクルと呼ばれる獲得皮膜で、唾液に含まれているタンパク質によってできています。このペリクルは歯を酸から守ってくれる大切なものです。

しかしこのペリクルはクリーニングやホワイトニングで簡単に取れてしまいます。このペリクルが取れている時には酸に対する抵抗力が低くなっていますので、ホワイトニング直後に酸性の食品を控える必要があります。また着色もしやすくなりますので、ホワイトニング後は着色性の食品を控える必要があるのです。

ペリクル自体は、歯を酸から守ってくれる大切なものなのですが、この上に汚れや細菌が付くと歯垢というものになります。この歯垢の中の細菌がコロニーを形成して、強固な膜状になったものをバイオフィルムと呼びます。

バイオフィルムは虫歯や歯周病などの原因になるため、毎日の丁寧な歯ブラシなどで、バイオフィルムを作らないことが重要です。バイオフィルムになってしまうと歯ブラシでは簡単に取れなくなってしまいますので、薬剤による化学的な除去や、クリーニングで取り除きます。

このバイオフィルムはホワイトニングの効果にも影響しますので、ホワイトニングの前にはクリーニングが必要になります。

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