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- 34.イニシアティブ 基本方針がないと社員は規則にこだわり意図的に無責任な安全地帯に逃げ込む
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16.イニシアティブ(主導性、先見性) 強い願望や信念を持つ
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リーダーに不可欠な資質である先見性は、いったいどうやってみにつけていくのであろうか?
先見性は、字のごとく先を見る力である。先見性のあるリーダーはなぜ先が見えるのかである。これは、夢・ビジョン・目的といった自分の組織の方向性を常に意識し開拓しているからである。自分のチームを未来に向けこうしたい、自分の組織を将来こういう方向に実現していきたい、といった強い願望や信念があるからこそ、そこから先見性が自然に見えてくるものなのである。
松井証券の松井社長は、先代から会社を引継ぎ、会社の業績がおもわしくなく、今後どうしていこうと苦慮していた。そのとき、まだインターネット取引が一般に普及していないにもかかわらず、業界の常識を破ってネット証券に特化した業務に方向転換していった。このとき、既存の外回りの営業をおもいきってやめてしまったわけである。どこもそこまでネット証券に特化して成功するとは思ってもいないときである。いま、そのときの決断について聞くと、自分でも信じられない決断をしたといい、まったく勝算なんてなかったといいます。しかし決断したわけである。まさに勇気のたまものである。そこには、自分でも意識していない無意識の状態での先見性があったような気がする。
多くの成功者が、同様のことをいっているのことに興味を注がれる。「よく、あのときあんな大胆な決断をしたものだ。」と・・・・・。「まったく根拠のない決断をよくしたものだ。」と・・・・・。でも、その決断をしたことにより、会社の業績を向上させ成功へと導いたのである。人間のかくされた能力のすばらしさを感じる。多くの成功者の名言である。
掲載続く