陰陽の原理を知り悩みを明るく照らす!
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この現象世界は相対の世界であり善があれば悪があり、
男がいれば女がいるように比較対象するものが存在しています。
相対であると同時に、現象世界は陰陽の原理というものも働いています。
太陽の光が射せば対象となるものの後ろには影が出来るように、
一枚の紙には表と裏があるように、陰陽でセットになっているものなんですね。
心配事があれば自律神経が失調を起こし、怒ればホルモン腺失調になります。
コリがひどくなると体が曲がり落ち着きがなくなることもあります。
心のかたちは体のかたちになり、体のかたちは心のかたちになります。
医者が体だけを診ても、カウンセラーが心の悩みだけを聴いても、
心身一体という陰陽を理解していなければ、救うことが出来ないこともあるんです。
船に水が溜まってきたからと裏側に開いている穴を塞がず、
ただ掻き出そうとしている姿を見たらどう思うでしょうか?
どちらか一方に偏った考えは、船が片方に傾いたような不安定さをもたらします。
前回、心の悩みと体の悩みについてお伝えさせて頂きました。
【悩みに感謝する!】
空腹感があるから満腹感を楽しめるわけです。
「永遠に満腹感で一杯だけの体になりたいですか?」
と問えば、みなさんなりたくないと答えるのではないでしょうか。
空腹感も一つの苦悩なのですが、空腹感というものは、
「食べる楽しみ」を与えてくれる有り難いものでもあります。
険しい山が大好きな登山家や、大きな波が大好きな波乗りがいるように、
困難を乗り越えた先に大きな喜びを感じられるのは何のためでしょう?
「苦悩」というものは「喜び」と陰陽の原理で結びついているんです。
同じように「病気」を感じられるから「健康」を維持出来るわけです。
あなたが人生という荒波を航海する船長だとしたら、
危険を察知出来るからこそ、舵を取って回避することができるんですね。
人生に悩むということは、安全装置が立派に働いているということなんです。
その安全装置を外そうとしたら、名船長とは言えませんよね?
危険を察知したら自分の両手で舵を回せばいいんです。
手が動かないから進路を変更出来ないなどという余計な妄想にふけらず、
大きな氷塊が流れてきたら安全装置に感謝して回避すればいいだけです。
街頭の無い夜道が危険だと恐れて進めないのであれば、
ライトを付けて歩いていけばいいだけです。
陰陽の原理を理解したのであれば、ライトを手にしたのと同じことです。
その上で、もし自分に余力があるのであれば、
後から来る人のために街灯を付けて光で照らしてあげて下さい。
悩みを解消する智慧を身に付け、
その智慧を持って明るく楽しい世の中にしていきたいものですね♪(^_-)-☆
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