- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
受験勉強6種類
その5は「受験情報を得る」ことです。
簡単に言うと「相手を知る」「敵を知る」ということです。
これも大事な受験勉強です。
これは、意外と「一人で勉強している人」や、「努力家の人」が見落としがちな受験勉強です。
いくら勉強しても、受験に全く出ない、もっと上のレベルが要求されていれば、意味がありません。
受験情報にも、当たり前の情報から裏情報ともいえる情報まであります。
<当たり前の情報>
・教科
・時間
・試験日
・出題範囲
・問題の傾向
など。これらは、当たり前です。早めにしておいて損はありません。
知るのが早いほど、その情報を「使う」ことができます。
例えば、早めに「試験は60分」と知っていれば、受験勉強でも「よし60分で一テストにしよう」と実戦形式の勉強ができますよね。
これは当たり前として、ここからが大事!
この「受験情報を知る」で差がつくのは、その先の話です。
私が先ほど「裏情報」と書きましたが、これは問題を事前に盗み見るとかではなく(笑)
【自分の失敗ポイント】です。
これを受験本番までに、
いくつ失敗ポイントを知り、それを試験中に意識(または無意識で克服するように)する
かが大きな差になります。
入試当日に、「今まで気にしてなかった失敗」「今まで経験したことのない失敗」をしているようでは、今後いかなる試験や大事な場面が来ても、うまくいかないでしょう。
いかに、本番までに、失敗して、それを頭に入れて、克服するか。
それも大事な受験情報なのです。
受験勉強その5をキチンと勉強すると、こうなります。
例:高校受験をするAさんの場合
入試当日の朝・・・
A「よし、起きた!前に学校のテストで徹夜したら全く出来なかったし、6時間は寝ないとダメだと思ったから6時間以上寝ておいたから、スッキリ!」
↓
そして、会場に向かう途中・・・
A「この前の模試で、道に迷って直前になったときテストがボロボロだったから、早めに行こう」
↓
会場に着いたら・・・
A「みんな、友達と話してるけど、私は周りにペースを乱されるタイプだから、話しかけないようにしよう。あ!そういえば、試験前に自分がよく間違える問題だけ確認で見ておこうかな」
↓
テスト中も・・・
先生「では、はじめ!」
A「たしか数学は、最後のほうの問題まで間に合わないし、私は半分正解すればいいから、事前に決めておいた問題だけ先に解こう」
というように、受験情報=自分に関わる情報ともいえます。
それを知り、意識する。それも受験勉強なのです。
だから、受験レベルの問題がどれくらいかを知っておく必要もありますよね。
昔、国公立大学を受けたいと希望した高校三年生に
「この一年で使う受験用の本をそろえてほしい」と伝えて買ってきたのを見たら・・・
【これで定期テストは万全!高校英文法】
みたいなのを買ってきました。
そういう受験情報を得ていない生徒は結構います。
きちんと情報を得ることも受験勉強だというのを忘れずに!
まとめ 受験勉強その5 <受験情報を得る>
単に受験に関する情報を得るだけでなく、受験する自分自身の情報も受験情報です。
自分がどんな失敗をし、それをどう意識するのか、その情報を得ていくのも受験勉強です。
保護者の方は、お子様に「気をつけること」「意識すること」を1つ1つ気付かせてあげることで、この受験勉強を進めていくことができます。
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