投資銘柄情報2012/09/13号

●ディー・エヌ・エー（２４３２）
本日終値２６８８円（＋１５９円）。携帯ゲーム「モバゲー」が主力。本銘柄は証券各社が投資判断を引き上げている状況にあるが、本日は野村證券が投資判断引き上げよりターゲットプライスを４７００円に設定した事が刺激材料となり、株価急伸。これより今２月高値２７６０円を更新となれば、中期トレンド的に新波動入りである。信用取組は買い残２７１万株、売り残３２５万株で貸借倍率０．８３倍の売り長であり、現水準においては売り玉の大半が評価損を抱いている状況。これより売り玉の返済が急がれる局面。押し目買いで対処したい。

●カカクコム（２３７１）
本日終値 ２３９０円（＋５２円）。価格比較媒体「価格．Com」運営。同社が運営するグルメ情報口コミサイト「食べログ」が「ヤフー（４６８９）」と業務提携との報道が刺激材料となり、株価は８月２８日に高値２９２１円を付けるに至っている。その後は当面の高値圏にて揉み合いとなっていたが、本日に高値２９２１円奪回。これよりトレンドは新波動入りである。現ディスクロでの信用取組は買い残１６万株、売り残２９万株で貸借倍率０．５６倍の売り長状態であり、上昇トレンド継続には需給妙味のある状況。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処。

●ゼンリン（９４７４）
本日終値９９８円（＋２６円）。住宅地図情報を全国展開。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ５４．４円（前期実績５３．１円）、来期予想５９．８円。ただこの会社計画を保守的と捉える向きあり。株価は今８月半ばより上値追いに拍車が掛かってきている状態であり、本日は昨年１２月１７日高値となった９９９円に面合わせ。これよりの上値追いは中期トレンド的に新波動入りであり、個別チャート面からの次なる狙いは２０１０年高値１３２４円奪回。信用買い残は約３万株しか抱えていない状況であり、目先の売り圧迫要因は殆ど無いと捕らえられる。

●テラ（２１９１）
本日終値５２８円（＋２３円）。東大医科研究ベンチャー。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価は今８月半ばより上昇波動が出現となり、９月４日に高値５５０円を付けるに至っている。その後は高値圏にて揉み合いとなっているが、本日の上昇を受け日足が５日移動平均線上に浮上、これより上昇第２波動入りとなる可能性が出てきている。現ディスクロで１００万株強の信用買い残を抱えているが、高値５５０円奪回でその買い玉の大半に回転が効きだす需給良好状態に。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

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