投資銘柄情報2012/07/06号

●東鉄工業（１８３５）
本日終値９７０円（＋２８円）。軌道や駅舎等ＪＲ東日本関連が大半。今３日に「ＪＲ東日本（９０２０）」が首都直下地震に備えた耐震補強対策費を約１０００億増額し２０００億とする旨を発表した事が刺激材料となり、株価は上値追いに拍車の掛かる展開に。直近には４月１８日高値９３６円を更新となっており、既にトレンドは新波動入りしている状況。個別チャート面からの次なる狙いは１９９６年高値である９９７円奪回。業績面も増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１１２．３円（前期実績１０１．２円）、来期予想１１７．９円。今期予想ＥＰＳより算出されるレシオは本日終値で８倍台といった水準。

●コナカ（７４９４）
本日終値１０１６円（＋４９円）。郊外型紳士服チェーン。２０１２年９月期業績が大幅増益（予想ＥＰＳ１７３．１円）となる見通しを好感し、株価には昨年１１月よりレシオ面からの水準訂正の動きが出てきている状況。既に高水準となってはきているが、本日終値でレシオは５倍台と依然ファンダメンタル面からの割安感がある水準。株価は５月２９日高値１１６０円を付けた後、調整局面形成となっていたが、本日付で日足ベースで指標となる移動平均線が再びゴールデンクロス示現、短期トレンドに陽転の兆しが出てきている。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面だ。

●アルバック（６７２８）
本日終値７３９円（＋５７円）。真空技術を中核にＦＰＤ、半導体、太陽電池製造装置などへ展開。７月１日より再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートする事を受け、太陽光発電関連銘柄の株価が業種的に動意付いてきている状況。本銘柄の株価も５月２８日安値３７５円を底に上昇波動が出現となり、６月２２日に高値８１１円示現。その後は揉み合いとなったが、ここに至って上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となった事で、これより再び上値追いの動きの出てくる事が考えられる状況。現ディスクロでの信用取組は買い残１５５万株、売り残１６５万株で貸借倍率０．９４倍。

●北川鉄工所（６３１７）
本日終値１６３円（＋１円）。 自動車等の部品鋳造、工作機械器具、建機、立体駐車場施工など多角展開。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、６月２０日より株価には上昇波動が出現中。従来より仕手性を内包している事から、良好な株価動向となれば人気化の素地あり。現ディスクロで信用買い残を約２６７万株抱えている事で戻り売り圧力は旺盛と想定されるが、３月２６日高値１８０円奪回より一段高の波動入りとなれば、買い玉の大半に回転が効きだすことで需給面は好転。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

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