第607号:良好なパートナーシップを継続する方法 - コラム - 専門家プロファイル

小笠原 宏之
IT・インターネット戦略のオガコムジャパン 代表取締役
千葉県
ITコンサルタント

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第607号:良好なパートナーシップを継続する方法

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ビジネスの小技

2012/07/03

第607号:良好なパートナーシップを継続する方法

今の時代、一人だけ、一社だけでは長く生きていけません。
必ずパートナーの力を借りることになります。
最近、この重要性を忘れる人や企業が増えています。

企業が大きく成長した時代、「大企業病」という言葉が
流行りました。組織が大きくなりすぎて社員一人一人の
自由な発想や伸び伸びとした活動が許されなくなり、
組織の至る所で硬直化が始まる事でした。結果、企業力
は低下し、あわせて個々人の業務環境も低下するという
悪循環に陥るのでした。
その中の症状の一つに「パートナーの業者扱い」あります。

パートナーはお客様の業績向上の為に、中々先に進まず、
且つコストに見合わない業務をアウトソーシングで受託
します。つまり動脈硬化を起こしそうな業務のバイパス手術
の様なものです。負担が減った社員はプラオリティの最も
高い業務に専念できる訳です。
この関係には相互の信頼関係が重要です。
この様な両者関係に水を差すのが「パートナーの業者扱い」
です。

私の業者の定義は
「指示をされた内容で、その通り完成品を納入するもの」
パートナーの定義は
「お客様の利益を自ら考え、その実現策を見付け出し実行
するもの」
となるかと思います。

「パートナーの業者扱い」が始まると今までパートナー
だった企業は「お客様の利益」を考える事を止めます。
業者としての利潤を求めだします。
そうなると、業者を管理するという余分な業務が増える
訳です。

貴方の会社も一度見直して下さい。
折角、貴社の為に力を注いでくれているパートナーを
業者扱いしていませんか?
また、単なる業者をパートナーに変える努力をして
いますか?
貴方の社員は、パートナーと業者の違いを理解して、
意識を持って接していますが。

経営者や管理職が理解していても、末端が大企業病で
全てをぶち壊してしまうこともあるかもしれません。

【7月3日って?】

今日7月3日は語呂で「波の日」だそうです。

海の波だけではなく、人生の波についても考えて
みるのも良いかと思います。
波があるから生甲斐が生まれますね。

※暦の情報はWikipediaを参照しています。

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