第598号:見積の精度
-
2012/06/20
第598号:見積の精度
最近、見積り精度の低さが故に、信頼関係を壊して
しまう話を良く聞きます。この経済状況では、
どの会社も低コスト、高品質を求めます。
その為、仕事を獲得するために利益ギリギリで見積
を出すケースが生まれます。
この様な状況で、仕様の変更、要望の追加、トラブル
などが発生すると一気に赤字となってしまいます。
ここで重要なのは、これらの見積後に発生する様々な
事象を事前に想定し、赤字にならない見積精度です。
この見積精度を突き詰めると、安くしてお客様に
喜んでもらうより、少々高くとも最後までしっかり
とサービスができる事が、お客様の為になることが
見えてきます。
その料金にご了解頂けないお客様は、結局提供する
サービスの価値もご理解頂けないので、最終的に
赤字となってしまいます。
多くの会社では、受注することに重要性を置いて
いますが、受注よりも最後まで見積内でサービスを
完了させることに重点を置く事をお勧めします。
【6月20日って?】
今日は「世界難民の日」です。
自国から追い出されたことのない日本人にとって
その悲しみや屈辱は中々理解できないものかも
しれません。
自国の繁栄のために、他を迫害することのない世界
が来る事を望んで、今日は過ごしましょう。
※暦の情報はWikipediaを参照しています。
このコラムに類似したコラム
第942号:安請け合いをしていないか? 小笠原 宏之 - ITコンサルタント(2013/11/13 07:30)
第842号:有益な無駄 小笠原 宏之 - ITコンサルタント(2013/06/18 07:26)
第606号:未だに定着していない運用の重要性 小笠原 宏之 - ITコンサルタント(2012/07/02 07:43)
デフレでも元気な会社の行動~個人でもあてはまる! 岸井 幸生 - 公認会計士・税理士(2012/02/15 18:01)
第962号:世の流れの裏の裏を読む 小笠原 宏之 - ITコンサルタント(2013/12/11 07:38)