街の会計事務所なう~この存在いらないんじゃないの? - コラム - 専門家プロファイル

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街の会計事務所なう~この存在いらないんじゃないの?

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こんにちは。

公認会計士・税理士の岸井です。


都心部あたりの寒さは峠を越えたようで、街ゆく人の表情も緩んできたかな?

気のせいかな?


さて、今回は私の事務所でも「将来型会計事務所」ブランドで参入している、街の会計事務所事情です。

みなさんの興味があるかどうか・・・

今回は、自分自身の整理のためにも、時系列で綴ります。


10年前

街の会計事務所業界の大きな転機は、今から10年前の「税理士報酬規程」廃止でしょう。


今では考えられないのですが、税理士の報酬は法律で規制があって、

「この業務でこの規模ならこのお値段でやれ!」が決まっていました。

アンビリーバボーです。


この規制緩和がなされ、世の中デフレでもありましたから、徐々に低価格化が進んできました。


しかし、長年法律に守られてやってきた業界ですし、平均年齢60オーバーの老齢業界ですから、
機敏に動けるわけもありません。

また、従来の規程も具体的な業務内容まで明らかではなかったため、
もともと業務対費用のひも付きがうまくいっていませんでした。

お客さん側もそんな事情を知る由もなく、
あー、まあ、こんなもんなんだ、と言って払わざるを得ない状況(税金と同じ感覚?)でした。 


4年前

私が街の会計事務所業界に入ったのは4年前。

この頃から、街の会計事務所でも、遅まきながら、ようやくホームページなるものを作成する事務所が出てきて、
ウェブを利用したマーケティングが芽吹きました。


あらゆる業界で同じことが起こっているように、
街の会計事務所も、ウェブ上で低価格を売りにしてくるところが次々に出てくるようになり、

本格的に従来型の街の会計事務所を脅かし始めました。 


これも必然と言えば必然です。

もともと何をやってもらえるのかよくわからないサービスでしたから、
やることが明確(のよう)で、しかも安いなら、 どうして従来型を選ぶ必要があるでしょうか。

一方で、深い人的つながりが重視され、安いところがあると知りながらも、従来通り依頼し続ける経営者が多いことも事実です。


2,3年前

ウェブをうまく活用して大きくなる事務所が出てきたのが2,3年前あたりになります。

特に若い世代の経営者はウェブを利用してサービスを吟味する習慣がついていますから、

ウェブ上で比べて選択するようになってきました。


2代目の若社長が、先代と繋がっていた従来事務所に違和感を抱いて、ネットで調べたらビックリなんてことも、未だに続く現象です。


低価格を売りにするところと、業界や分野を絞って「○○業界専門の会計事務所」などを掲げる事務所の大きく2パターンが伸びてきた時期でした。

一昔前に流行った、なんでもできちゃう、いわゆる「ワン・ストップサービス」を売りにする事務所は、
あまり伸びなかった時期でした。 


1年前

そして、ここ1年くらいは特に
長引く不況で、大手の会計事務所もどっしり構えていられない状況になりました。
ついに低価格路線に参入してきて、大資本を使ったTVCMやネット広告などをはじめました。 


これを受け、低価格で優位性をもっていた街の会計事務所はさらに低価格になり、
報酬0円等の極端な設定の事務所が出てきています。

これが今も続いています。


これから1,2年

低価格路線はそろそろ限界にきていると思います。

ネット上でも単に低価格だけでは差別化出来なくなっています。

従来型でもダメ。低価格でもダメ。多くの会計事務所は淘汰されるでしょう。


そして、ネット世代の若い経営者層では、
表面上の価格は入り口だけで、何やかんやで実は割高だった!
など、見た目で選んでしまった際の弊害がたくさん出てくるでしょう。 

中には消費者センターへの相談事例も出てくるんじゃないかな(もう出てるかも・・・。)


からくりとか、矛盾とか、気付いちゃうんです。

わからないだろうからいいやと思っているのは会計事務所だけ・・・・


そうなると、これからはむしろ、良い意味で一昔前に戻って、
人的な側面も重視されるようになるのではないかと思っています(願っています)。

価格・質は当然のこととして、会計事務所の担当個人個人を上手く売ることができる事務所が伸びてくるのではないでしょうか。


従来からの街の会計事務所の業務のうち、かなりの部分はすでに便利な会計システムや格安の代行業者でまかなえてしまっています。

そういうところを削っていくと、従来型の会計事務所の存在意義があまりないんです。


街の会計事務所と言えど、経営者に対する有益なコンサルティングができないと生き残れない、

当然の世の中がようやく訪れようとしています。


お礼

長くなりました。

最後まで読み進めていただいたお礼です。

ありがとうございます。

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