海外ロングステイ　予想する月額1人当たりの滞在費用

ロングステイ財団が、ロングステイセミナーやイベントの参加者に、ロングステイで「予想する費用」を聞いています。

その資料ロングステイ調査統計2011によれば、年代別の回答は下記の費用の通りですが、概ね年代別の回答に大きな差異は認められませんが、60代以上の方は、他の年代に比べ5～10万円を想定している人の割合が少なくなっています。

回答された方達の予想ですので、実際に掛った費用ではありません。
現地での生活レベル、暮らし方(観光地巡り、のんびり滞在、スポーツ等)で、費用は大きく異なりますので、ご自身の過ごし方を決めて、情報を取得ください。

新聞や、週刊誌、雑誌等で年金で暮らせる等の記事が有ります。その際に紹介されている金額の多くは生活費が○○円というものです。

1ヶ月以内のロングステイほお考えの場合は、さほど影響が出ませんが、長期滞在に為ると この様な費用を見積もる必要があります。

実際にキャッシュアウトする費用は、
生活費:これも人によってカウントする項目が異なります

往復の運賃、保険料などのリスク対応費用、
治安を重視すれば、ホテルやガードマンが付く賃貸住宅などが必要になります。
概ね住宅費用は日本で予想しているよりも高目になります。
史跡や観光地巡りをする際の交通費等の費用も必要になります。これらも多めに見積もり下さい。

現地で現地の方と同じように暮らす場合でも、住居地のグレードで生活レベルは異なります。かつて、日本は社会主義国よりも社会主義が徹底されている国と称されるほど、階級格差が有りませんし、収入格差も在りません。
が、日本を一歩出れば大きく国情が異なります。日本は世界で唯一、大都市にスラムが無い国です。スラムのことは観光案内には載ることが少ないのです。

従って、ベースとして、日本人らしい安全で快適な暮らしをロングステイで求める際には、社会的なグレードが上がる地区に住むことをお勧めすることになります。

これらを含めると必ずしも日本より安く為るとは限りません。

また、ロングステイは移住ではありませんので、拠点は日本に残しています。この拠点が持家の場合には留守宅管理費も必要です。
これらを含めた費用を準備されるようお勧めします。

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文責
吉野充巨
ファイナンシャルプランナー
日本FP協会認定CFP®
一級ファイナンシャルプランニング技能士
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師