神奈川県洋装組合連合会

神奈川県洋装組合連合会は昭和39年（1964年）11月16日に設立された、神奈川県の婦人服裁縫師の団体です。
婦人服裁縫師とは、顧客の注文により、その身体に合わせた服をデザイン、作図から裁断、縫製仕上げまで一貫して仕立てあげる仕事をします。多くの女性が憧れ、活躍する職業でもあります。
まず、服のデザインをスタイル画に描き、細かい部分まで顧客と話し合って決め、生地、付属素材、被り物、時には靴のヒールの高さまでも想定してから、採寸をします。個々人の身体の立体的な曲線を型紙に写しとり、裁断、仮縫い・補正を経て本縫いを行い、アイロンをかけ、飾りやボタンなどを取り付けて完成させます。高級なプレタポルテから、日常着までの幅広い婦人服の世界で、技術さえ身につけていればいかようにでも力を発揮できます。
特に若い人のセンスの良さが期待されます。こころをこめてソフトに縫いあげる職人気質。フォーマルドレスなどはシンプルなシルエットにビーズ、パールなど手芸的加工をして見どころを作るなど、達成感のある仕事です。
神奈川県洋装組合連合会は、洋裁技術の向上や経営基盤の強化にますます力を入れ、実技講習会・国家技能検定・認定教室合同修了式などを開催し、高度のものづくり団体として、技能の育成・指導を行っています。
平成20年（2008年）、厚生労働大臣技能振興優良団体として表彰されました。横浜市技能文化会館の講座において製図・裁断までの講義を行い、市民の方々にも洋裁の基礎を体験していただいています。

会長名：鳥澤　俊子

連絡先：http://www.takuminowaza.or.jp/yoso/

職種：婦人服裁縫師

関係する資格：婦人子供服製造技能士