「歩くひとPLUS」(谷口ジロー/光文社) - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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「歩くひとPLUS」(谷口ジロー/光文社)

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「歩くひとPLUS」(谷口ジロー/光文社)を読んだ。
文字通り歩いてるだけのマンガ。
台詞もほとんどなく、散歩しているだけに近い。
小津安二郎の映画のような静かな雰囲気と言ってしまえば何となく伝わりやすいか。

でも作者はこの作品で試みようとしたことがあるとあとがきで書いている。
いかにして形容詞や感嘆文を使わずに絵の表現を拡大できるか?
登場人物が「わぁ、きれい」などと言わず、絵の表現だけで伝えようというもの。
登場人物のキャラクターに依存しない、風景だけでもマンガになると言う実験。

なんか絵だけで伝えようと言う点で建築と近いマンガのような気がする。
街をホントよく観察しているし、
こういう人は建築家よりもよい街とはどういうものか?
ということを知っていると思う。

そういえば建築家のスケッチブックも絵が多い人や、文章ばかりの人もいる。
プロだからもう偏っていてもいいと思うけど、
学生には絵ができる人は言葉を、
先に言葉が出てくる人には必ず絵にできるよといいながら、
バランスをとってもらうようにしている。

話しは戻って歩くことだけれど、散歩の楽しみが田舎の人に少ないのが気になる。
車がないと生活できないのはわかるけど、
ほんの少しの距離でも車に乗ってしまうから、歩いてる人いないもんね。
高校生までか。

車でも目的も持たずにドライブするってあるけど、
急に止まったら迷惑だし危ない。
路地にも入れないし・・・。車が街をダメにしたといえるかも。
さらに車を止める駐車場も街並みを壊してるし。アルミのカーポートなんて最悪だものね。

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