「決算書はここだけ読め!」(前川修満/講談社現代新書)
-
4月末が事務所の会計年度末なので、こんな本を読んでみた。
帯には"世界一わかりやすい会計学"と書いてある。
風呂に入りながら本を読んでいるので、
会計の本など読み始めたらすぐに寝るんやないかと不安があったけど、
まったく大丈夫。
眠くさせない。それだけでも凄い本だと思う。
いままで会計事務所といろんな相談をしているけれど、
決算書を見ていてもよくわからないまま。
だいたい項目の関係がどうなっているのかがわからなかった。
そしてこの本を読んでも、その枝葉末節についてはわからないままである。
だけれども決算書の五つの項目について、
その関係性をくり返し説明してくれている。
それだけを読んでけば良いのだという。
「決算書を読む」という言い方が特徴的。
良い会社と悪い会社の決算書の例を出して、
ポイントを説明している。
決算書を作る人の本ではなく、会社を理解するための本。
そして決算書は複数年度の比較、他社との比較をすることで、
会社がどうなっているかを想像できることが面白い。
良い会社の決算書を参考に、
うちの事務所の5項目の関係性が似ていればいいが・・・怖い。
このコラムに類似したコラム
将来型の今~LBAちらり2(海外親会社へのレポート) 岸井 幸生 - 公認会計士・税理士(2014/06/04 08:00)
第914号:決算月に思う事 小笠原 宏之 - ITコンサルタント(2013/10/02 07:12)
8500円は定位置か?~日経平均あっさり着陸 岸井 幸生 - 公認会計士・税理士(2012/05/31 17:40)
単なる精神論 岸井 幸生 - 公認会計士・税理士(2012/05/22 22:01)
インフルエンザと休業手当 木村 典子 - 特定社会保険労務士(2019/02/17 17:39)