黒字倒産と資金繰り表、キャッシャフロー計算書 - キャッシュフロー - 専門家プロファイル

飯田 幸洋
飯田幸洋税理士事務所 所長
東京都
税理士

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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黒字倒産と資金繰り表、キャッシャフロー計算書

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損益計算書上、
「利益」を出している会社が   
資金不足となり倒産することがある。
   
なぜであろうか。
儲かっているはずなのに。
 
【 黒字倒産とは 】
   
簡単な例で説明すると   
当初1,000万円の現金をもっていた会社が   
A・1月に商品を掛けで1,200万円売り、
( 売掛金 1,200 / 売上 1,200 )   
B・2月に仕入代金を現金で1,000万円支払ったとする。   
( 仕入 1,000 / 現金 1,000 )   
3月決算の会社で掛けの入金が 6月の場合、   
損益計算書では   
売上 ( A・1,200万円 ) - 仕入 ( B・1,000万円 ) となり   
200万円の利益となる。   
利益が出ているのに会社に現金はなく、   
不足分を借入できなければ 
資金繰りがつかず倒産ということもある。
   
これが黒字倒産といわれ、   
売上や仕入は発生という時点で計上される一方   
実際の入金とはズレがあることによる。   
損益計算書に反映されない「借入金の返済」   
が多額の会社もその可能性がある。
   
【 資金繰り表とキャッシュフロー計算書 】    
    
それを防ぐには    
資金繰り表やキャッシュフロー計算書の作成が    
重要となってくる。    
貸借対照表や損益計算書が発生主義で    
計算されるのに対し、    
資金繰り表やキャッシュフロー計算書は    
現金の出入り、すなわち回収や支払い時点で    
計上される。
    
資金繰り表は、    
どの会社でも作成しているものであるが、   
過去の実績をもとに、    
現金売上や売掛金の入金予定、   
経費や買掛金・借入金の支払いなど    
一定期間の資金の流れを予測することで   
将来に備えるために作成する重要な表である。
資金不足とならないように 
残高がいくらあるかを重視する。

ところが、資金繰り表では
    
■ なぜ資金が足りないのか
    
■ どこに問題があるのか
    
という原因分析ができない。 
   
    
その分析ツールとして    
キャッシュフロー計算書がある。    
    
キャッシュフロー計算書では資金の流れを    
1. 本業でどれだけ資金を稼いだかを示す    
「営業活動によるキャッシュフロー」 
2. 固定資産の取得や売却などを示す    
「投資活動によるキャッシュフロー」    
3. 増資や借入金など資金の調達と返済を示す    
「財務活動によるキャッシュフロー」    
に分け、それぞれの区分ごとに分析する。

この計算書により、
資金がどのようにして増えたのか減ったのか、
どこに問題があるのかという分析ができる。

■  赤字経営なのか

■  在庫が過大なのか

■  設備投資は適正か

■  売掛金の回収が遅れているのか

資金繰りで厳しい状態でも
原因がわかれば
改善策を講じられるのである。

景気が後退している現在
ますます重要性が増している。
一度作成されることをお薦めしたい。

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