子育てでの“夫の出番” - コラム - 専門家プロファイル

宮本 ゆかり
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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子育てでの“夫の出番”

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我が家の長女(高校一年生)は年齢的にいって、子どもから大人への狭間で難しい年ごろ。
親子関係もビミョーです。
特に夫は、最近、娘とどう付き合ったらいいのか悩むところ。

さて、そんな娘が、先日、浴衣を着て、友人と花火を見に出かけました。
薄化粧をして「今日はちょっと遅くなるから・・・」と言い残し、いそいそと・・・。

私も娘と同じ年頃だった時のことを思えば、夏祭りを楽しみたい気持ちはわかります。
今夜は少しぐらい帰宅が遅くなっても仕方ないか・・・と大目に見ていました。
ところが、夜の10時を過ぎ、11時を過ぎても帰ってきません。
携帯に電話をしてもつながらない。
娘の帰宅を待っていた主人は、イライラしながら「どうなってるんだ!!」と、私に当たる始末。

深夜近くになって、ようやく「ガチャッ」と、玄関のカギが開く音がしました。
「帰ってきた!!」
小走りに玄関まで行った夫の後ろ姿を見ながら、私は内心、「今、何時だと思ってるんだっ!」って、雷を落とすつもりだろうな・・・と思っていました。だって、私にはあんなにカリカリ怒っていたから。

玄関に入った娘は、上目づかいに夫の顔を見ながら、小さな声で
「ただいま。ごめんなさい、遅くなって。電車が遅れたの」と言いました。

すると夫は、穏やかな声で、
「パパがどうして心配してるかわかるか?」と。

娘 「危ないからでしょ?」
夫 「そう。万一、命にかかわることだってあるからね」
娘 「・・・・・」
夫 「電話をしてくれたら、何時になっても、パパが駅まで迎えに行くから」
娘 「わかった。これから気をつけます」


この会話を部屋の中でこっそり聞きながら
「さすが!パパ!あなたの出番でしたっ!」って思いました。

私が出たら、きっとヒステリックな母と娘のバトルになっていたでしょうから。

これできっと娘には、親の気持ちが伝わったんじゃないかなと信じています。