けだるい京都
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2007-07-10 06:22
北区の北山通りに面して、ウナギの寝床の様な敷地が
あります。坪数は30坪ちょっとの土地ですがクライアントは収益物件をお望みの様子。
この辺は大学が多く、1ROOMマンションを考えましたが市場調査すると、掃いて捨てる程沢山あります。
これは過当競争に巻き込まれるわと思い、戸建て住宅を検討する事に、調べてみると戸建て住宅の賃貸は殆ど無いのが現状で、需要がないのかと思えば、「結構引き合いが来ますよ」との仲介屋さんの談。
これは面白いとなって、昨日プレゼンテーションを行った次第です。
で、道中。第二京阪に乗って、ちんたら走ってますと、晴れているのに、山が全く見えてこない。比叡山はおろか大山埼の天王山も全く霞んでいます。影が出ているので太陽は顔を出しているのですが青空が見えない。曇天とは云えないけど晴天でもない。
仕事する前から気持ちが「どよん」としてしまったのです。
クライアントは相当大きな地主さんらしく、あちこちに土地を持っている様で、こちらの提案も予想していた様に、「私もそう思っています」を連発していました。
でも、最後まで「前向きに検討しましょか」とか「次回はこんな提案してくれませんか」とか次につながる会話の無いまま引き上げて来ました。
空模様同様釈然としない一日でした。あんにゅいあんにゅい
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このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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