デザインの話し その6 - コラム - 専門家プロファイル

岡田一級建築士事務所 
大阪府
建築家
06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

デザインの話し その6

- good

最大の違いは主翼のカタチ。残念ながらゼロ戦の主翼の形状はこの写真からは殆ど監察出来ませんが、主翼の前縁が胴体から翼端に行くに従って後ろの下がっていきます。これは主翼に座席を乗せる為に重心を考えた措置です。隼は主翼の前縁は一直線です。こちらの方が工作が簡単で強度が出やすいのです。
又500Kmを超える高速になると、旗がたなびく様に震える現象(フラッタ)が発生しますが、前縁を一直線にする事によりフラッタの発生を抑える事が出来るのです。ゼロ戦はモノコックにしてしまった為に、フラッタが発生し試験飛行の最中に何度も空中分解を起こしました。それを解消する為文字通り血の滲む努力がなされました。翼の表面に張るジュラルミンの膜の厚みを少しずつ変えて行き、翼端に行くに従って翼を少しずつ捻り込む事により、フラッタの元凶となる表層面の乱流を抑え込んだのです。

こうして完成した二機は大戦初期は世界の傑作機として連合国の戦闘機を凌駕しました。

似たような機体でも詳しく調べると大きな違いがあり、工業デザインの場合それが性能に大きく影響されるのです。
感性ばかりが重宝される今のデザインの世界に一石を投じる事になれば幸いです。
 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(大阪府 / 建築家)
岡田一級建築士事務所 

木造免震住宅を設計する建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。地震に耐える家(耐震)より地震の力を逃す家(免震)が求められています。規格住宅では真似の出来ない、オリジナルな免震住宅をご提案します。全国からのご依頼に応じます。

06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。