全身を妙な酸味が駆け巡る。
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2006-02-22 19:16
ザクザク、切り落とす。
ごりごりヤスリを掛ける。
・・・汗だく。(風邪だってのに)
元々自分が大工さんに指示した鴨居なのだが、
見れば見るほど、「・・・っあぁ、違う」。
見るたびに、全身を妙な酸味が駆け巡る。
キューッと痛くてガマンできないカンジ。
その鴨居をもう一度やり返してもらうには、お金も掛かるし、
なによりも大工さんがイヤがる。
もう、こういうところは自分でやるしかない。
べつに、住む人にとっては、なんら住み心地に関係がない部分なんだけど、
このままにしておくことが許せない、我慢できない。
そういう不健全で暗い、ネガティブな気持ち、
実はそれが作品づくりの原動力なのだと思う。
・・・そしてまた今週も日曜が暮れていく。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう