- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
ニュースリリース配布後、或いは取材対応の翌日、“こんな筈ではなかった”と思ったことはないだろうか。この表現は間違っている、こんなことは言っていないなど、想定外の報道がなされたことはないだろうか?報道した記者に“誤報だ”と怒りを露わにする前に、発信者側に非はなかったのだろうか?
一般的に「言った、言わないで揉める」という言葉がある。意にそぐわない報道がされた場合、そんなことを言ったか言わないかを議事録などを元に検証する人もいるだろう。しかし、言ったか言わないかは全く問題ではない。問題視する必要があるのは、“伝わっていなかった”という事実である。
そもそも発信者側は、その企業のプロであり当たり前だが詳しく内情を知っている。しかし記者はそこまでの情報は全く理解していない。逆に記者は外部環境に詳しい、第三者としてその企業見ているが、発信者側は井の中の蛙であるなど、そもそも情報量も違えば温度差も生じている。そのため、社内で話している様な話し方では、伝わらなくて当然という前提で話さなければならない。
多分、今の質問はこういう意味だろうなと想像で話さず、こう言う理解で良いかと問うた上で質問に答えるなど自分が相手の言わんとしていることを理解しているのか、或いは自身が言ったことを相手にきっちりと伝わっているのかを話しながら検証しながら話さなければ正確な報道は期待する方が間違っている。話のみならず、正確に伝えるためには、説明資料を作成し、資料を元に説明するという手もある筈だ。
正確に伝えられたことだけが良い話し方であり、それは相手により常に変わることを頭に入れなければならない。
広報44箇条 伝わったかどうかを常に検証せよ!
ご参考:広報力向上ブログ
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