リリースは数打ちゃ当たるのか? - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年05月14日更新

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リリースは数打ちゃ当たるのか?

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広報100箇条

とある広報セミナーで、“リリースは数多く出すべきだ”という話があったそうだ。恐らくこれから広報活動を始めたいと思う方向けのセミナーであったと想像するが、本当にリリースは数多く出せば良いのだろうか?

 

確かにこれから広報活動を始めていくにあたり、社内や学内のニュースの元となる素材を数多く探し出し、リリースに仕立て上げられるようにしていくことは非常に重要なことである。しかしそれを全て配信していくというやり方はどうだろうか。ここには2つの問題点がある。

 

まず「ニュース性が本当にあるのか否か」である。皆さんの元にもよく面識のないところから広告宣伝のFAXが届いていることと思う。最初は関係ないかと思うのだが、何度も多く送られてくると腹立たしい。そして電話がお安くなるなどの一方的な電話が何度も同じ所から掛かってくると、気の短い私は憎悪すら覚える。締め切りに追われ、無数のリリースが届く記者も同じような想いをするのではないだろうか。現にフリーランスライター達はそう感じているのは確かだ。やはり記事として書き様のないものは送らないべきである。印象を悪くしていることは間違いないからだ。

 

送る前に、具体的にどの媒体でどの様な記事になるかイメージしてみることが大事である。イメージできない案件は当然記事にはならない。記事にするためにはどの様な情報を付加すれば良いのか、切り口はどうなのかを熟考頂きたい。

 

そして「まとめて出すことが本当に効果的か」ということである。偶に日に何本も同時にリリースしている会社を見ることがある。どう見ても同じ紙面で書ける記事は1社1件であろう。であれば、もっと違った出し方があるのではないだろうか。当然であるが、リリースを送ることが目的ではないからだ。

 

広報35箇条 記事化がイメージできないものは送るべからず

 

ご参考:広報力向上ブログ

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