あなたの保険は「生きてるときに役に立つ?」 - 保険選び - 専門家プロファイル

小橋 あき子
FPオフィスすまいる舎 代表
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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あなたの保険は「生きてるときに役に立つ?」

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保険は「いざという時ちゃんと役に立つ」ことが大前提。
そして「死んでナンボ」の保険よりも「生きてるうちにナンボ」の保険が大事。
だって自分のため、家族のために掛けているのだもの、当然です。

保険は入り口でルールを間違えると、非情にも出口でつまずくようにできています。
しかも出口にいる時は大概「病気になっている状態」。
この時点で新しい保険に入り直してリベンジする、なんて事はできないわけです。
某保険会社の保険金不払い騒動も「入り口のルール」を無視した保険勧誘が原因です。
ルール違反を意識せずに加入しているものだから、出口で大騒ぎになるんです。

ほとんどの人が掛けている「医療(入院)保障」の保険。
死亡保障に特約(オプション)で付いていたり、単品の医療保険で掛けたり、選択肢はたくさんあります。
で、あなたの医療保障、入退院を繰り返すと「何日分」出ますか?

Aさん(56歳男性)の例でいきましょう。(実際にあった例です)
ずっと咳が止まらないので、近くの病院でいろいろ調べた結果どうも「結核」のようだ、ということで即入院。

薬での治療で1回目の入院日数は20日でした。

退院後、しばらく療養していましたが、また同じような咳が出ます。
2ヵ月後違う病院で調べてみた結果「肺がん」。
一番見つけにくいところにガンはありました。
背中からメスを入れる大きな手術となり、入院日数は60日。
数日間は個室に入院したこともあり、費用はかなりかかってしまいました。
そして退院後は「抗がん剤」投与の通院を続けなければなりません。

さて、保険の入院保障には「1入院○○日」という日数制限が必ず付いています。
この「1入院」の概念で気をつけなければいけないのは、Aさんのように入退院を繰り返した場合。
保険の契約時にもらう「約款」にはこのように書かれています。
「給付金支払事由に該当する入院を2回以上し、その原因が同一であるとき、退院日の翌日からその日を含めて180日以内に次の入院を開始した場合は、1入院とみなす」

つまり同じ原因で入院をくりかえした場合、入院と入院の間が180日空いていないと、通算で1入院とカウントします、という意味です。

さて気になるAさんの場合。
雑誌で見た通信販売の安い医療保険に加入していました。
この保険の1入院の限度日数は45日。
1回目に20日使っているので、2回目の入院は25日分しか出ませんでした。
Aさんは愕然とします。これからまた入院する可能性もあるからです。
でも唯一救われたのは、Aさんが若い時にガン保険に加入していてくれたこと。
どの保険会社も「ガン保険」の入院日数は無制限に給付されます。

全般的にどの病院も、入院日数は短くなっているのが現状です。
しかしガンの治療のように入院を何度も繰り返すと、保険の1入院限度日数を超えてしまうこともあるということを覚えておいてください。

保険は出番がなくて、使わないのが一番幸せ。
でもいざという時は、役に立たないと意味がない。
値段だけではなく、入り口のルールとしくみを「自分の目で」よく確認してから加入しましょうね。