セットトップBOXで健康運動指導士受験対策講座

デジタル・コンテンツ弁慶千本刀　事例紹介 2010-03-19 20:21

その１刀

セットトップBOXとは、au−BOX、CATVの箱のようなものです。中身はPCの場合あります。

今回ご紹介する、健康運動指導士受験対策講座は健康増進施設連絡会さんがそのセットトップBOX（ナレッジBOXと命名されているそうです）を受験対象者に貸し出し、独自の動画コンテンツと専用テキストで職場や自宅で勉強するといったものです。
このセットトップBOXはOSがWindowsCEでインターネットに接続します。また、モニターとの接続はTV（RCA　赤、白、黄色）のみで、一般にTVに接続することを前提としています。

健康運動指導士養成講習会テキスト（平成２１年第３版）全１５章の内、主なキーワードを抽出し、動画と専用テキストを使った、Ｑ＆Ａをいつでも好きな時に視聴して学べるオンデマンド講習です。インターネット回線（ＡＤＳＬ以上）があればどなたでもモニターにつないで繰り返し学習することができます。
セットトップBOXを使ったサービスでは、2005年にはレンタルビデオのゲオが、ゲオBBというブロードバンドVODサービスを開始しました。
GEO＠チャンネル

GyaoもそんなBOXを出していたようです。現在KDDIがAU携帯のサービスとして貸し出している、au-BOXも同様なものでしょうか。全体に動画の品質がいまいち（ごめんなさい...）で長時間鑑賞には耐えられません。
これなら、CATV（JCOMなどで）でハイビジョン（ＨＤ）チャンネルが見れるのですから競争にならないかな？

ひと世代前のようなセットトップBOXですが、短期間の受験対策講座のために貸し出すのは面白いですね。
Web配信して見てもらう仕組みを作ったときコンテンツをコピーさせれてしまったら、身も蓋もないことになってしまいます。動画にDRMをかけることが一般的ですが、クローズな世界ならそれもいらない‐このBOXの配信では独自形式再生プレーヤーとなっていますのでPCでの保存は不可です。

性能を追求しないのであれば、セットトップBOX自体も現在は安価になっているようです。コンテンツの制作も難しくないので棲み分けされた利用も広がるのではと思います。

http://www.kenkou-zoshin.jp/kenkou_zoshin/index.php/pages/kenko_kouza