- 鈴木 栄美子
- マインドック有限会社 代表取締役
- ビジネススキル講師
対象:人材育成
今、大手企業は中国への工場進出と販売進出を終え、
ロシアへの販路拡大も終わり、
インドに販路を広げようとしてカーストに阻まれ苦戦し、
そうして、とうとうアフリカ市場を開拓し始めました。
大手工場は、中国・ロシア・インド・アフリカの国と移動していたので、
いつか工場だけでなく、市場に進出するだろうなと考えていました。
物がない所に売るわけですから、論理的には飛ぶように売れます。
安く作って高く売るために、まだ売れないところに進出しておく。
でも、これって大手のビジネスモデルです。
◆ 大手の真似は危険です
アフリカなど海外に早いうちから拠点を作っていくのは、
大量仕入れができて、資金も社員数も余裕があるからできること。
日本の大部分のを占める社員10人以下の中小企業にはできません。
資金はどうにかなっても、駐在させておく社員がいません。
現地で、信用できる人を探すのも大変です。
昔、クライアントさんが中小企業なのに海外法人を所有していて、
お金がどう使われているのか確認するため、
社員が数カ月に1回づつ出向いていましたが・・・
ご想像通り、トータルで真っ赤々の大赤字でした。
ですから、中小企業は、国内の基盤を固めるようにしましょう。
海外進出ができないとか、いけないと言っているわけではありませんが、
まずは、国内の基盤固めが先決です。
さて、国内の基盤固めはどうするかというと、
もちろん、キャッシュフローが出る経営をすることです。
そのためには、社員と時間を上手に使う必要があります。
◆ 中小企業ほど社員育成
社員が業務外にも会社を売り込み、宣伝費用を抑えて売上アップする。
社員の愛社精神に火をつけ、採用費0円で良い人材を雇用する。
マルチタスク社員を多く作り、顧客サービスに励んでファンを作る。
社員や物の移動距離を短くして、残業を減らして経費削減する。
流行にそって販売方法や集客方法にサッと変更できるようにして、
少ない費用で強みを活かした活動をして、何がなんでも生き残る。
業績アップも、利益アップも、
少ない人数で対応するしかないのが中小企業です。
生き残るためには、社員を全員、社長の右腕にするしかありません。
そのためにも、社員と経営者の間の意思疎通を円滑にしておきましょう。
昨日のカンブリア宮殿に出演した「カクヤス」のように、
カクヤスのHP → http
現場の視点や買う側の視点のある社員やパートやアルバイトを
最大限活用することが、中小企業の勝ちパターンです。
それは、重なった枯れ葉をどかして泉を掘りあてる作業に似ています。
足元にある泉から、こんこんと美しい水が湧き出るようにして、
勝つ企業に育てるのは、社長さん、あなたですよ。
そのために、私たち外部の人間を上手く使ってくださいね。
売上アップ・コスト削減・社員満足度アップが同時にできる
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