【燃油サーチャージのしくみ・・10月1日から復活】 - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

伊藤 弘輝
研修講師

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対象:人材育成

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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【燃油サーチャージのしくみ・・10月1日から復活】

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航空よもやまばなし
2005年の2月の発動以来、この7-9月の間、4年半ぶりに廃止されていた
「燃油特別不可運賃(通称燃油サーチャージ)」が、10月1日また復活した。
(注:日米欧系の主要航空会社を中心としており全ての航空会社が同様ではない)

そもそも2005年の設定当初は航空会社も旅行代理店も十二分な理解が
なされないまま徴収開始となったのだが、航空旅客にとっても不可解な
「追加料金」であったことは言うまでも無い。

実際、航空会社の申請に対して発行される国土交通省からの許認可証には
「運賃の上昇分の認可」という形でしか表記されておらず航空券面上によくある
「各種税」などどは別の類のものである。

燃油サーチャージ(Fuel Surcharge/FSCまたはMYCで表記される)は旅客の航空券
のみならず航空貨物1キログラムあたりにも課せられているのだがその理解
しがたいシステムをここで簡単に説明しよう。

航空会社の場合、航空会社ごとにアムステルダムやシンガポールのケロシン
(Kerosene)の価格を基本原油価格と設定し1バレル(Barrel ”樽”の意)=
約160リットルあたり旅客であれば約60米ドル、貨物であれば約30米ドルを
ボーダーとしてそれを下回る価格がある一定の期間(一般的には20日前後)
継続した場合に「廃止」となる。

2009年の3-4月期は原油価格が60米ドルを下回り40ドル前後を推移して
いたので航空会社は旅客に関しては7-9月期の燃油廃止を決定したのである。
 しかしながらその際30ドルは下回っていなかったので貨物に関しては
減額はあったものの徴収を継続している。

 参考までに旅客に対しては方面ごと航空会社ごとに1区間ごとに千円単位
から数万円単位で徴収するが貨物の場合は1キログラムあたり少ないところ
では10数円から多いところでは100円弱。1旅客の体重を65kgと仮定して
考えると1000円から60000円といったところ・・・・
高いのか安いのかは解釈の仕方であるが厳しい経営を強いられている
航空会社にとっては大きな収入源となっていることは間違いない。

以上、【燃油サーチャージのしくみ・・10月1日から復活】

航空業界エキスパート 伊藤弘輝