【ウチ来る?】と言える暮らし! 和モダン1
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インテリア〜自分スタイルで暮らす
インテリアを楽しむ!ーマダム建築家のウチ来る?
2009-08-30 18:30
日本の和風住宅が確立されたのは、鎌倉から室町にかけての書院造りでしょう。(その前に寝殿造りもありますが)書院は武将が権力を誇示するがごとく、格式、形式を重んじています。
その後、信長や秀吉などが粋なお遊びや商談の場としてお茶を嗜み、その為に数寄屋造りが発達します。
戦後、吉田五十八や村野藤吾らにより現代風数寄屋が発展し、今の住宅の和室はほとんど現代風数寄屋が定着しているのではないでしょうか。
で、ここでインテリアを考えてみたいのですが、日本には椅子ソファーやカーテンなどインテリアエレメントはありませんでしたが、部屋の作りそのものがインテリアでした。
数寄屋造りは、色土壁、障子の桟、落し掛けや長押のカーブライン、引手のデザインなどインテリアの要素は、自然素材を使いながら、遊びを入れたデザイン。
これは、大きく分ければ 数寄屋造りはナチュラルテイスト なのかな。。。
格式形式重視の書院は、格子の障子やしっかりした水平垂直の柱・梁、長押、太い廻り縁、合天井などまっすぐな直線ラインで構成されています。色調は光沢の無いマットな墨色の黒、漆喰の白、押さえた朱赤。
この直線ラインのフォルムや色調をもっともっと整理していくと、ZENスタイルに。。
ZENスタイルは、禅の意、膳の意もあります。
ZENスタイルとは、海外から見た日本スタイルですが、外人の目には、簡素な日本の美は、ある意味 モダンに映ったのかもしれません。。。と私は思っています。
簡素な日本美を素材、色調を変えて整理する事により、モダンテイストのZENスタイルに。。
純粋な簡素な和から発生したZENスタイルは、テーブルでは膳となり超モダンにもなります。
数寄屋風なテーブルは、会席料理として赤い丸い半月盆などで遊び心と質感ある食器で和を表現できます。
(懐石と会席の違いは次回!)
あなたのテーブルで世界の風を感じ 暮らしを美しく楽しんでください!
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