- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、IT経営におけるCIOの役割についてお話します。
最近、ある仕事でIT活用を積極的にされている会社に訪問して活用内容などを聞いています。今まで5社くらいから話しを聞いたのですが、共通していることは、経営者層の方がIT活用を推進しかつその方がITについて詳しいのです。よくCIOという言葉が使われますが、まさにCIOがおられるのです。
例えば、A社(製造業)は、社長さん自らがITを理解し自社にあったITを考え導入されています(社長さんは30歳代)。またB社(卸業)も社長さんが自ら自社に必要なITを考え、導入されています(ここの社長さんも30歳代)。また、C社(小売チェーン)でも社長さんがITを理解して自社に合うシステムをITベンダーと一緒に考えて導入されています。(ここの社長さんは50代)。
これは今さら気付いたことではないのですが、IT活用にはまず経営者層の関与が必要で、かつ社内の自社の業務とITの両方に詳しい人が必要です(この人がCIOを呼ばれ経営者層の方です)。
現在、私がITコンサルやっている会社にもCIOの方がおられます(取締役です)。
IT活用が成功するかどうかは、このようなCIO的存在の方がいることが条件だと思います。ちなみに、私の知り合いの人(この方は担当者)は、自社の業務とITの両方に詳しいのですが。社長にITの提案をしても、「そんなものに金使うよりも、別のものに使え」といわれるそうです。
IT活用の成功条件は、経営者層(責任と権限がある人)の方がITの効果を認識し、そして自社に合うITを自ら考えて実行することです。
ただ、ITに詳しいとい言ってもシステム開発の進め方やベンダーとの交渉方法、最新のIT動向など分からないことも多いと思います。そのときには、ITコーディネータが登場するわけです。
CIOとITCがタッグを組んだら、必ずIT活用も成功するでしょう。
IT経営の進め方:第1回 IT経営とは?
http://profile.ne.jp/fs/takeshi-s/column/detail/51592
IT経営の進め方:第2回 IT経営にはレベルがある
http://profile.ne.jp/fs/takeshi-s/column/detail/53329
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有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
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TEL:075-222-6951 FAX:075-222-6965
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私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。