ヒアルロン酸注射・美肌治療によるアンチエイジングで人生を変えることを一心に追及している、しのぶ皮膚科院長・皮膚科医のそはらしのぶのブログです
肝斑というのはシミの一種ですが、他のシミとは全然違います。
肝斑と、肝斑以外のシミで分けてください。
普通のシミというのは、メラノサイトという細胞がメラニンを作っています。
肝斑は、メラノサイトというシミを作る工場が、ちょっとした刺激でメラニン色素を作りやすくなっている状態です。
メラノサイトというシミを作る工場を刺激しないことが、肝斑を作らないようにする大切なことなんです。
肝斑ですが、30代以降の女性でほっぺたの辺りに、縁が追えるような境界明瞭な、べっとりとしたようなシミが出てきての肝斑というのですが、意外とこの診断はすごく難しいのです。
しっかりドクターに聞いてください。
このメラノサイトというシミを作る工場が、ちょっとした刺激でたくさんのメラニン色素を作ってしまう状態(メラノサイトの活性化といいます)、これが肝斑の原因です。
一番の治療は、擦らない・触らない、つまり刺激を与えないことです。
治療で一番有効なのは、スキンケアです。
スキンケアはどうしたら良いかというと、
クレンジングや洗顔をする時に、とにかくやさしくすること。
拭き取りクレンジングは、なるべく使わない方が良いですね。
洗顔の時は泡を立てて、やさしくやさしく洗います。
化粧水や乳液など、丁寧につけたりはたいたりとか、お肌に刺激がかかりすぎるのは良くありません。
スキンケアは肌の上に置くような感じで、なるべく触らないようなケアをしましょう。
また太陽による刺激も、肝斑をつくる原因です。
日焼け止めを塗ることが大切ですが、その時もやはり、やさしく塗りましょう。
レーザーや光治療などは、あまり良くありません。
肝斑が悪化します。
レーザーや光治療だけじゃなく、マッサージやエステなども、シミや肝斑には良くありません。
肝斑を悪化させないためには、触らないのが一番です。
次回に続きます。
いつもありがとうございます。
蘇原 しのぶ
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このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。