前回ご説明したダーマペンですが、美容成分を入れないこともできます。
というのも、もともとダーマペンは、皮膚の深い層に傷を付けることで、私たちの体がもともと持っている「傷を治そうとする力」を利用して、肌の再生を図るものです。
「ダーマペン」=「肌再生医療」
ということです。
期待できるのが、ニキビ跡や毛穴の開きです。特にニキビ跡には抜群に効きます。というのも、何層かにわかれている皮膚のうちで一番外側にある表皮はターンオーバーをしますが、ニキビ跡がずっと治らないというのは、表皮より下のところまでダメージを負ってしまっているということなんです。だから、深いところから再生させなければニキビ跡はよくなりません。
ダーマペンの極細の針は真皮層まで通り、小さい穴を開けます。真皮層には血管が通っているので、血が出ます。でも、それこそが、しっかりと治っていくことに必要なんです。
ダーマペンの後は体が持っている傷を治そうとする力によって、新しい皮膚が急速に作られますが、その際、繊維芽細胞やコラーゲンなども増えるので、元の肌よりもハリのあるつやつやの状態になるんです。
さらに、ダーマペンがすごいのは、ダウンタイムが意外に短いこと
治療後は顔が真っ赤になりますが、次の日にはお化粧もできますし、3日も経てば他人にはほぼわからなくなります。なのでみなさん、金曜日に受けられることが多いですね
ニキビ跡を治療する場合、ダーマペン1回につき、約20%くらい治るとみてください。3回受ければずいぶん印象が変わります。5回で見違えるように良くなりますよ
面白いのは、治療が進むにつれて「最近シミが増えて…」とおっしゃる方が多いこと。それまではニキビ跡にばかり目がいくので、シミがわからなかったのですが、凸凹がキレイになると、シミが目立つようになったということです。もちろん、シミの治療を続けて行うこともできます
美容点滴と同日に行うことも可能なので、ご希望の方はご相談くださいね!
また、
ピルの内服
ビタミンAの内服
も大変効果的です‼︎
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reserve@sclinic.jp
03-6453-6955
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このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。