友人歴10年から交際へ。問題点はどこに? - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

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友人歴10年から交際へ。問題点はどこに?

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今回のお話は34歳のシングルマザー、アップリケさんからのご相談です。
かなりたくさん勉強になる(自分の頭で考える)部分がありますので、少し長いですが、まずご覧頂けたらと思います。

<ご相談>-------------

私は4年前に離婚、7歳の娘を持つ34歳のシングルマザーです。彼氏は36歳の独身で、俗に言う自由人です。職場で知り合い、友人としての付き合いが10年、彼からのアプローチでお付き合いが始まり1年経ちます。

彼は、私の元夫も、離婚に至った経緯も知っています。娘が3歳の頃から、娘も連れて友人グループで遊びに行ったり、交際前は3人で遠出をすることも数回あり、その上で交際に至りました。

なので、シングルマザーと理解してくれていると安心してお付き合いを始め、再婚も表には出してはいませんでしたが意識はしていました。娘も懐いています。

交際開始後は実家を出てアパート住まいになり、月に2~3回、彼が夕食を食べに来たり泊まりに来ていました。ただ交際半年頃から、月1回程に減り、こちらから連絡しなくては会いに来る気配もない様子。もともと恋愛の優先順位は低く、彼女より友人といったタイプの人なので連絡の頻度はさほど気にしてはいませんでした。

会うペースが減ったのは距離を置かれてるのではないか思い、LINEで尋ねてみると

「友人との付き合いが忙しい。嫌というわけではない。たまにでいいんだけど、2人で遊ぶのが楽しかった。こんな事を言ってごめん。また近いうちに遊びに行くから」

と言われました。
しかし、1週間経っても連絡はありません。

彼はフェードアウトしようとしているのでしょうか。私は恋愛にドライな男性とお付き合いをしたことがなかったので、なかなかこの状況が理解できず。

彼は重い話や愚痴の話が嫌いな印象だったので、交際中も真剣な話はあまりしたことはなく、趣味などの楽しい話題しかしたことがありません。重い女と思われたくなくて、これ以上彼に聞く勇気がありません。

マーチン先生のアドバイスを貰って、冷静に考えられたらと思っています。よろしくお願いします。

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はい、皆さんはどのような印象を受けられましたでしょうか。

僕がどんなお話をするだろうか。
どこに指摘をするだろうか。
そういったことを考えてから、読み進めて下さいね。

◆ 交際スタートから出ていた危険信号 ◆

まず、どこからお話をしたらよいだろう……という感じなのですが、結論から申し上げますと、相当厳しい状態にあると思います。いつもお伝えしておりますように、問題解決の出発点は正しい現状把握からです。そのために、これまでの交際を振り返ってみましょう。

アップリケさんには3つの改善点があると思いました。まず、アップリケさんの一番よくなかったところは、「初めから問題のある交際だったのに、気づいていなかったこと」です。それは、こちらです。

> 交際開始後は実家を出てアパート住まいになり、
> 月に2~3回、彼が夕食を食べに来たり泊まりに来ていました。

せっかく実家を出てアパート暮らしになったのに、月2~3回しか家に来てくれないようでは……ダメなのです。僕がお伝えしている良い交際の条件「平均週1.5回以上会える(会えている)こと」から、ほど遠いものになっています。これはなぜかと言いいますと、

彼にとって会うメリットがあまりないから、です。

ごめんなさい。厳しい意見で申し訳ないのですが、これ以外に理由はないのです。アップリケさんに限らず、他の方でも同じです。よくある例で「仕事が忙しい」と言って会えないのも同じです。

「仕事が忙しい」が理由で会えないことは『絶対に』ありません。

ここをハッキリと明確にしておくことが、正しい現状把握の原点になります。こうして考えると、交際スタートの時点でセフレ+αの状態なのです……。なので、

> 交際半年頃から、月1回程に減り、
> こちらから連絡しなくては会いに来る気配もない様子。

半年も経てば、こうなって当たり前なのです……。

アップリケさんに限りませんが、「交際がうまくいっていると思っていた」というご相談者は多いです。しかし、先生目線で見たら、とてもうまくいっているとは言い難い状態なのです。もっと早く気づけていたら……と悔やまれてしまいます。

◆ 彼を特別視しないようにしよう ◆

そして2つめの改善点は、彼のことを「自由人」「恋愛の優先度が低い」「彼女よりも友人のタイプ」「恋愛にドライな男性」などと、ある種特別なカタに嵌めて、特別の人間のように見ていたことです。しかしハッキリ言って、どれも「30代、独身男性だったら当たり前」のことです。

つまり、30代男性の男心を把握できていなかったこと。これが、月2~3回で問題ないと思ってしまったことや、連絡があまりないことを問題視できなかった原因なのです。

「30代男性の男心」は、メルマガでは何度も触れています。下記ページにもまとめていますので、アップリケさん。そして、まだの方はご覧になってみてください。

女性向け婚活指南 ~女性が知りたい「男心」~
https://www.martin.ne.jp/?page_id=4433

うーん。今、改めて読み直しましたが、素晴らしいページです。 ←おい(^^;
理路整然、ホントに完璧なまとめです!
上記ページをご覧頂けたら、様々な気付きが得られることでしょう。

◆ 嫌われない交際をしても、嫌われないだけになる ◆

最後に3つめの改善点です。それは「嫌われないように交際をしていたこと」です。これをやると「嫌われないけれど、好きにもなってもらえない」となり、実際にそうなってしまったのが、今なのです。「結婚したい、と思ってもらう交際」をすることが大切でした。

> 彼は重い話や愚痴の話が嫌いな印象だったので、交際中も真剣な話はあまりしたことはなく、趣味などの楽しい話題しかしたことがありません。重い女と思われたくなくて、これ以上彼に聞く勇気がありません。

こういった姿勢ではちゃんとしたお付き合いになれないこと、何度かご紹介しています。最近の例ではこちらですね。

・2019年9月3日号/PREMIUM No.853 復縁することができました!
まぐまぐ http://www.mag2.com/archives/P0000272/2019/09/
FC2  http://dr-martin.jp/blog-entry-1546.html

このお話は一旦別れることになってしまったのですが、初めて素を出して話したことで、復縁することができました。

アップリケさんは「言うべきことと、言わないべきこと」の区別ができておられないように感じました。順に見ていきますと、こうなります。

> 彼は重い話や愚痴の話が嫌いな印象だったので、
> 交際中も真剣な話はあまりしたことはなく、

「重い話」は誰だってイヤです。
愚痴はその最たる例で、「誰に対しても」するべきではありません。

重い話ではなく「深い話」ができることが必要なのです。
これを混同していることが反省点です。

重たい話とは、負の感情を持ってする話。
深い話とは、容易には人に言えない話。自分が真剣に考えている話などです。

だから、重たい話をされると誰もが嫌な気分になりやすく、深い話をされると「信頼されているから、話してくれた」と感じるのです。深い話ができない間柄では信頼関係は築けません。これは友人関係で考えても、お分かり頂けることでしょう。

例えば、「マーチン先生の恋愛教室」は深い話をしているのです。だから、皆さんも信頼してご覧下さっており、20年も発行が続いているのです。

> 趣味などの楽しい話題しかしたことがありません。

それはハッキリ言って、「どうでもいい話」です……_| ̄|○
わかりやすく言いますと、僕がこのメルマガで趣味のゲームの話ばかりしたら、どうなるでしょう? 恐らく読者さん全員が解約されると思います。つまり、そんな話をいくらしても、信頼関係を築くことはできないということです。

男性目線で言えば、趣味の話は男同士でする方が遥かに楽しく、それを女性に求めてはいないのです。先程の「女性が知りたい男心」のページにありますように、男性が女性に求めるものは「愛と癒し」です。

> 重い女と思われたくなくて、これ以上彼に聞く勇気がありません。

その割には「会うペースが減ったのは距離を置かれてるからでは?」と、言わなくていいことを聞いてます。これこそ、まさに重たいとしか思われない話で、「言うべきことと、言わないべきことの区別ができていない」一例です。

また、このアップリケさんの心境は「自分の不安を相手にぶつけて、安心させて欲しい」という……ごめんなさい。厳しい言い方になりますが「面倒くさい女」の典型例で、僕はこれを「そんなことないよ、と言って欲しい質問をしてはならない」とお伝えしています。

冷静に考えて頂けたらお分かり頂けると思いますが、こういった問題は、相手に聞いて解決するものではありません。1つめのお話でお伝えしたように、「彼に自分と会うメリット」を作ること。これが会えるようになるための、唯一の答えなのです。


◆ まずすることは、基礎力アップ ◆

こうして見ると、「男心」をわかっておられなかったことが、様々な失敗の根っこになると感じました。アップリケさんは彼と友人関係が長く、娘さんとも一緒に遊んでいたことから、下記のように仰っていましたが、

> シングルマザーと理解してくれていると安心してお付き合いを始め、再婚も表には出してはいませんでしたが意識はしていました。

僕はこれを見た瞬間に、「それは違う。別問題だ」とすぐ感じました(女性はアップリケさんと同じように感じる方が、多いだろうと思います)。そして、読み進めたときにすぐ、

> 交際開始後は実家を出てアパート住まいになり、
> 月に2~3回、彼が夕食を食べに来たり泊まりに来ていました。

とあって、「やっぱり」となったのです。

…………。

アップリケさんの彼との交際は、「なるべくして、こうなってしまった」と感じてしまいます。僕の正直な意見としては、あきらめた方が良いと思いますが、それでも頑張りたいと思われるなら、

1.今の状態で「別れを言われないように」繋げながら、
2.彼にとってメリットのある女性になることです。
3.そのために、まず「恋愛基礎力のレベルアップ」をしましょう。

焦ってしまうお気持ちはわかりますが、「彼に対してどうする」という話以前に、アップリケさんの恋愛力をレベルアップさせることが先です。

・男心の理解。
・気持ちの伝え方。
・あるべき交際の姿……などなどです。

このメルマガのお話。
そして「恋愛の全てがわかる!」のページを熟読して、基本を身につける。

恋愛の全てがわかる!
https://www.martin.ne.jp/?page_id=2905

そして、「ご成婚者のお便り」を見て、ご成婚に至った人たちの交際と、
自分の交際はどこがズレているのか。それを、どうしたら良かったのか把握する。

ご婚約&ご成婚者さま
https://www.martin.ne.jp/?cat=4

その学びを、これからの彼との交際に生かしていきましょう。

P.S.こちらのメルマガも、ぜひご参考に。

・2018年6月12日 PREMIUM No.794 シングルマザーの頑張り方
まぐまぐ http://www.mag2.com/archives/P0000272/2018/06/
FC2  http://dr-martin.jp/blog-entry-1300.html

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