あなたはメイソウという注目企業を知っていますか? ー公式・東京総合研究所スタッフブログー - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

大山 充
株式会社 東京総合研究所 代表取締役
東京都
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閲覧数順 2024年06月21日更新

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あなたはメイソウという注目企業を知っていますか? ー公式・東京総合研究所スタッフブログー

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こんにちは!東京総合研究所スタッフです!

 

今日は「MINISO」または「メイソウ」と呼ばれる中国企業の紹介から、中国の文化的ソフトパワーについて考えていきたいと思います。

 

私がメイソウを知ったのはメキシコのPlaya del Carmenというユカタン半島のカリブ海沿いの街を歩いていた時です。

Playa del Carmenという街は、かの有名なリゾート地Cancun(ぜひ行ってみてください)からバスで2時間ほど行ったところにある町で、日本人にはあまり知られていませんが、

アメリカやカナダを始めとする北米地域や欧州諸国の人々のリゾート地として最近観光客が増えている場所です。

 

私が訪れた際もほとんどアジア人を見かけず、欧米系の観光客であふれていました。

Playa del Carmenの街をぶらついてる際に、急に清潔感のあるお店の看板が目に飛び込んできました。

その看板は「メイソウ」という赤と白を基調とした日本語のものと「miniso」というアルファベットのものでした。

 

「日本企業もこんなところで頑張って進出しているのだなあ」と少々の感心を受け、どんなものを売っているのか気になり、入店しました。

清潔感のある店内で売っているのは日用品を始めとし、さまざまな雑貨が売っていました。ほとんどの製品の説明は日本語で表記されていました。

コストパフォーマンスも高く、百円均一のお店で売っているような安く、クオリティの高い商品が陳列している印象を受けました。

 

さて、数日後、日本に帰って朝日新聞を読んでいたら、メイソウについての特集記事があったので、目を通していると、なんとメイソウは中国企業だということが判明しました。

 

ユニクロのようなブランドカラー、ダイソーのような多種多様で安価でクオリティの高く、無印のようなシンプルデザインの商品を提供するメイソウ。

 

日本では渋谷や高田馬場のみに出店をしているようですが、ここ2,3年で世界中で2000店舗を超える出店を果たし、すさまじい勢いで成長をしております。

 

確かに私もその後の海外旅行で東南アジア各国でちょこちょこ見かけた印象を持っておりますし、アジア人にとってマイナーなメキシコの観光地に出店するぐらいの勢いだということがわかります。

 

存在を知った当初、私は「また日本のパクリか~」ぐらいの印象を受けましたが、意外とこの"模倣"というのが侮れません。

飛ぶ鳥を落とす勢いで出店しているのもその証左ですね。

 

話はマクロになりますが、中国とアメリカの二大覇権の構図で見たときに、その優位性についての議論はここ10年絶えません。

国力を考慮するときにどんな観点で見るべきかという観点で、よくあがるのは軍事力とソフトパワー(ここでは文化の影響力など)があります。

 

ソフトパワーに関していえば、主観的にはアメリカの圧勝だと最近まで思っておりました。

東海岸が経済・金融市場を100年近くにわたってきて握ってきたという事実やタイムズスクエアなどにおける興行における洗練されたイメージ、また西海岸のITにおける独創的、開放的なイメージやハリウッドなどの興行的な強さ。多種多様な文化の力強さがアメリカにはあり、世界中の国々が羨望の眼差しを送る対象であることに間違いありません。

 

ただ、昨今、私は中国のソフトパワーが全く侮れるものではないのではないかという確信に近い、疑念を抱くようになりました。先にも述べた"模倣"の文化は途上国が成長していくのに欠かせないものだと思っております。自国に技術革新性を持たない途上国は先進国の技術を模倣することで、経済成長を果たしていきます。そこで中国は数十年前から東南アジア諸国を始めとし、アフリカや中東諸国に積極的な投資を開始していきました。昨今ではAIIB(アジアインフラ投資銀行)などがいい例ですね。

 

このような投資を図る中国は途上国諸国にとって、"模倣すべき対象"として映るのです。"模倣"を元に成長を果たした中国を見ることで、「自分たちもこのような感じで経済成長をしたい!」という憧憬を抱くのです。ちょうど40年前にマレーシアが日本を対象にルックイースト政策を実施したように。。。

 

この憧憬は中国のソフトパワーを大きく強める要因になりそうだと私は考えております。

 

中国とアメリカという覇権国構図を経済力、軍事力という定量的に図ることのできる観点で比べるのも面白いですが、文化力のような極めて定性的である指標で見ていくのもまた一興です。ぜひ、着目してみてください。

 

今回は以上です!

 

本日は以上です!

 

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