まずこのお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、小鼻縮小のデザインのお話です。人間の顔は左右対称には出来上がっていませんので、手術の際もこの点を考慮したデザイン能力が美容外科医には、不可欠だと思っています。とは言え、どこに気を遣っているのかというのは、患者さんからすると少し分かり難いので、この点についてご紹介したいと思います。
下の写真に矢印で示しましたが、1.鼻翼基部の横幅に左右差があります。また、当たり前ですが、切除する範囲でも、上の部分と下の部分では、この横幅が違います。 2.切除する部分の高さ(量)が違います。これは、術後に左右差差が目立たたないために必須だと考えています。
次に、こうした左右差を考えた上で、元々の鼻翼基部の部分に線を引き、切除する部分のデザインを書くのですが、この線も仕上がりの状態を頭の中にイメージしながら、曲線で書かないと、小鼻の形状が崩れてしまいます。
左右、それぞれのデザインをお見せしますので、比較してご覧下さい。
このように、この手術は、『デザイン力』が非常に大事です。しかしながら、デザイン力だけではなく、元々の鼻翼基部と新しく縫い付ける鼻翼の直径、幅が違いますので、これらを揃える工夫も必要です。この工夫をすることによって、術前と術後では小鼻の横幅を少し変えることが可能です。左右の小鼻に糸をかけて、寄せ合わせる手術では、術後に『ツッパリ感』を訴えることが多い事、また特に笑った時にその症状が悪化することが多いと眼が得ているために、私は行っていません。
顔というのは、表情がある部分ですので、表情を変えたときに、痛みや違和感が生じてしまう手術は、術式として未熟であるというのが、私の考えです。
手術にj関しては、担当医の感性がどうしても盛り込まれてしまいますので、手術の仕上がり形状、手術の方法等についても術前に納得されて受けられることを強くお勧めします。
この方の詳しい手術内容についてはこちらを御覧下さい。
美容外科話NO.391 小鼻縮小(鼻翼形成術)の効果と変化。
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このコラムの執筆専門家
- 山本 豊
- (東京都 / 院長)
- 新宿山本クリニック
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