- 大山 充
- 株式会社 東京総合研究所 代表取締役
- 東京都
- シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
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こんにちは!東京総合研究所スタッフです。
MONEY VOICEで昨日の記事で以下のものがありました。
米景気に陰り、ドルの弱体化、中国の台頭…それでもアメリカの時代は終わらないワケ=山崎和邦 2019年8月20日
米国一強時代が終わらないわけについて述べている考察である。
記事によればヘゲモニーを構成するものは「軍事力」と「経済力」だけではなく、第3のパワーたるソフトパワー、説得力や魅力、文化力によって国威を張るというパワーのことだそうだ。その証左として19世紀末から初頭にかけて、アメリカが決して覇権国ではなかったことがあげられる。1914年の第一次世界大戦参加まで決して覇権を握っていたとは言えないそうだ。
この記事では
筆者は経済力だけでなく、軍事・ソフトパワーまで含めて、ジョセフ.S.ナイが言うところの「傑出Preeminence」「卓越性Primacy」を採りたい。
とあるように、「傑出Preeminence」「卓越性Primacy」の観点で見たときに、アメリカの覇権は絶対的なものから相対的な強さへと変化するという風に述べている。
個人的にはこの記事の筆者の主張がどれくらいの期間を目途に述べているものか判断しかねるが、アメリカの覇権はワンジェネレーション(すなわち30年)の期間、絶対的なものだろうと推察する。
絶対的な地位から相対的なものに落としうる大きな要因として、中国の台頭があげられますが、中国が米国を本当に脅かすのかを「軍事力」「経済力」「説得力や魅力、文化力」という観点で見る。
1.軍事力
軍事支出、日本は世界第8位 : トップ10諸国で唯一対GDP比1%割れ
こちらの記事によれば2018年時点で、アメリカの軍事力は中国の半分以下である。
この3倍近く投資している軍事費は大きな牽制となりうるし、今後5年10年で変わるものでもないだろう。
2.経済力
何をもって経済力というのかについて、議論の余地はありますが、便宜上GDPとしましょう。
2030年に中国はアメリカのGDPを抜くといわれていますが、眉唾ものだと思っております。
その理由として昨今の貿易戦争でのダメージが大きいこと、中国の負債が対GDP比で膨大であることが、経済成長率を低減させるのではないかと考えているからです。
3.説得力や魅力、文化力
このパワーに関しては個人の印象の総和で決まるものだと考えているのですが、私はアメリカほど大きいものではないと考えています。
確かに中国は歴史が長く、世界中に様々な文化が広がっており、個人的には好きな国の一つです。渡航したことも3度あります。しかし、国自体が他国にとっての「憧憬」の対象とはなりえないと考えております。
大きな要因として、白人至上主義があると思います。確かに過去と比べて人種差別への意識はなくなってきましたが、それでも潜在的に人々の意識は、白人優位なものとして刷り込まれているのではないでしょうか。
以上3点が、中期的に中国がアメリカの地位を絶対的なものから相対的なものへと下げる要因となりえない理由でございます。
構造的に国際政治を自分なりに分析してみることは大変面白いので、ぜひ皆様も考えてみてください!
ご自身の意見をコメント欄にしてくださるとうれしいです。
本日は以上です。
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