- 大山 充
- 株式会社 東京総合研究所 代表取締役
- 東京都
- シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
みなさんこんにちは!
東京総合研究所スタッフチームです!
今回は、なぜアクティブファンドなどは市場平均に勝つことができないのかを考察していきたいと思います。
まずはじめアクティブファンドの定義を確認しましょう。
楽天証券トウシルによると、アクティブファンドとは
市場や投資銘柄に対するさまざまな調査結果や予測を基にして、市場の平均的な収益率を上回る運用成果をあげようとするもの
だそうです。
それに対して、インデックス(パッシブ)ファンドは市場平均に近づくようにポートフォリオを組むため、アクティブファンドとインデックスファンドは間逆の関係であるといえます。
では、アクティブファンドとインデックスファンドのどちらがよいフォーマンスをあげているのでしょうか。
※ 国内公募追加型株式投信(ETF、確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、通貨選択型除く)のうち、モーニングスターカテゴリー「国内大型ブレンド」に属するアクティブファンドが対象 ※ トータルリターンが「モーニングスターインデックス TOPIX連動型/類似(単純)」を上回ったファンドの数を集計。コスト控除後のリターンで比較するため、ベンチマークではなくTOPIX連動型ファンドの平均を用いている ※ 2016年は9月末までの年初来 出所:モーニングスター作成上の表からわかるとおり、ほとんどのアクティブファンドはインデックスに勝つことができません。
アクティブファンドのファンドマネージャーは秀才な雰囲気を漂わせ、あたかも仕事が非常にできる一流ビジネスパーソン感を出し、多額の資金を預かり運用するのですが、実はぜんぜん市場平均に勝てていないのです。
そんなファンドに資金を預けるというのは、まさしく彼らにカモにされているということです。
では、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
答えは、「摩擦コスト」について理解することで導かれます。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットのアニュアルレポートのコストについて述べられた部分を理解することで、賢明なる投資家への道が開かれます。
株主が得られる利益は企業が稼ぐ利益を必ず下回ります。これは「摩擦」コストが存在するためです。そしてこれがまさに私の言いたいことなのです。こうした「摩擦」コストは今や巨額となり、株主の利益を過去に例を見ないほど減らすまでの水準に達しているのです。
このコストがどれほど膨らんだのかということを理解するために、アメリカのすべての企業がある一族によって保有されており、それが将来もずっと続くことを少し想像してみてください。この一族をゴットロック(お金を手にした人々)家と呼びましょう。
中略
ところが、ここで弁舌巧みな助っ人たちが一族に忍び寄ります。この助っ人はゴットロック一族の面々に言い寄り、一族の中で、誰かから株式の一部を買い上げてだれかに売ることで、一族の他の面々を出し抜くように仕向けます。この助っ人は—言うまでもなく手数料目当てで—喜んでこの取引の処理を請け負うことを承知します。
中略
新参の助っ人は、ゴッドロック一族の面々に、それぞれが自力では一粟の他の人々を出し抜くことはできないと説明し、解決策を提案します。「資産運用者−そうです、私たちのことです−を雇って、プロに仕事を任せるのです」。資産運用者を務める助っ人は、取引を執行する際に仲介業者の助っ人も使い続けます。資産運用者は一層活発に取引を行って、仲介業者が一層潤うことすらあるかもしれません。全体としては、今やこの2種類の助っ人たちがさらに大きな取り分を手にすることになります。
中略
今日では一族に生じるあらゆる種類の摩擦コストはアメリカ企業の利益の実に20%にも達しています。言い換えるならば、助っ人への支払いを負担することで、アメリカの株式投資家全体では、だれの助言にも耳を貸さずに安楽椅子に座っているだけで手にすることができたはずの利益のわずか80%かそこらしか得られなくなっているのです。
出典:バフェットからの手紙 ローレンス・A・カニンガム
いかがでしたでしょうか?
バフェットはアメリカのすべての企業がゴットロックという架空の一族によって所有されており、助っ人という皮肉をこめて呼ばれた人々によってゴットロック一族が手にするべき利益の多くが損なわれているということを主張しています。
つまり、
「アクティブファンドは狙っている銘柄が値上がりすれば売却をし、割安な銘柄を見つければ購入をするため、売買の頻度がインデックスファンドよりも高くなる。株の売買には手数料がかかり、利益が出たときは税金も支払います。また、買い時な企業を探すため、企業の分析に人手が必要になります。」
手数料だらけなのです!
助っ人はどのような人なのか理解していきましょう。
まずはブローカーです。
誰でも株などの売買をする際、証券会社を通じ取引します。
昔は1回の取引でなかなかの手数料を取られましたが、最近ではネット証券が普及し手数料が大幅に下がったためこのタイプの助っ人はあまり問題とはならないでしょう。
ただし、デイトレードなどの頻繁に取引を繰り返すものは手数料がかなりかさむため無視できないでしょう。
問題は次の助っ人、資産運用者です。
あなたがアクティブファンドに資産を預ける場合、アクティブファンドはあなたに手数料つまり摩擦コストを要求します。
彼らは私たちなら市場平均を超えることができると鼻高々に言います。
しかし、実際ほとんどのファンドは超えられません。
それにもかかわらず、ファンドは手数料が収入源であるため、かなりの利益を手にします。
これがアクティブファンドの実態なのです。
ではすべての助っ人は悪なのでしょうか?
そうとは言い切れません。
実際、複利こそが投資の王道!単利との違いや複利効果のすごさを解説! - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログに書かれているとおり、ウォーレン・バフェットは複利20.9%で53年間運用するなど、市場平均を大幅に上回っています。
まとめると、ほとんどの資産運用者は手数料を巻き上げる詐欺まがいのビジネスをしています。
しかし、一部の運用者は確実に結果を出し、大きなリターンをあげています。
一部の優良運用者を探し出す方法は、誠実さを見極めることです。
バフェットは、毎年のリターンを必ず記載し、都合のよくないことも事細かに説明します。
東京総合研究所もまた、投資損益を記載し、損をした分も公表しています。
このように、誠実な対応をしている資産運用者に資産を預けることができれば、あなたの資産は市場平均よりも早いスピードで膨らんでいくことでしょう。
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