- 大山 充
- 株式会社 東京総合研究所 代表取締役
- 東京都
- シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
もうすぐ9月ですが、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。
こんな日は涼しい部屋でゆっくり読書でもしたい気分になります( ̄▽ ̄)
さて今日は、行動ファイナンス理論という分野をご紹介します。
経済学に心理学を取り入れた行動経済学の中でも、特に金融市場における人間の動きを分析しているものを行動ファイナンス理論といいます。
1970年代ごろまでは、「人間はあらゆる選択肢の中からもっとも合理的で利益を最大化するものを選ぶ」という人間の合理性や、それに基づいた効率的市場仮説が信じられていました。
しかし1979年、ダニエル・カーネマンらの論文においてプロスペクト理論(後述)が提唱され、これを始めとする行動ファイナンス理論が広まりました。
金融市場において人間の行動は非合理的で、欲や恐怖といった感情に動かされやすい、というのがこの理論の根本です。
人は論理ではなく、感情で動くということです。
行動ファイナンス理論の例を二つ紹介します。
①プロスペクト理論
投資家心理は利益よりも損失のほうに敏感に反応するというものです。また損失を出しても取り戻すために動く傾向があります。
簡単に言うと、1万円を得る喜びよりも、1万円を失う悲しみのほうが大きいということです。
②気質効果(disposition effect)
自分の持っている株が値上がりするとすぐに売りたがり、値下がりしてもなかなか売りたがらないという投資心理のことです。
まだ上がるかもしれないのに損失を恐れるあまり早く売りすぎてしまったり、損切りが遅れて大きな損失が出てしまったりします。
後悔を恐れ、プライドを保ちたがる人間の心理が表れています。
このような人間の心の特性を知ることで、投資家が陥りがちな失敗を回避することができます。
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