FRPライニング工法で部分的に改修施工した配管でしたが、
漏水が発生しました。
すったもんだの挙句、致命的な不具合を指摘した所、
最初は責任逃れしていた業者もあっさり認めて
補修工事です。
同じ35年経過した横引き排水配管ですが、
使用箇所により肉厚の減りがこんなにも違うとは驚きでした。
右側は今にも穴が空いてしまいそうなくらい
薄くなっている配管は台所・洗濯で使用していたものです。
それに比べて、さほど肉厚が薄くなっていないのが
浴室・洗面配管です。
台所・洗濯用の排水は塩素系洗剤を使うこともあるので
傷みが早いだろうと予想はしていましたが、
4mmの肉厚が1mm以下にまで減っていました。
ゆで汁など熱いものを極力流さないように
気をつけていますがかなりのダメージです。
新しい管に交換していきます。
FRPライニング工事は一社独占施工です。
夢のような施工方法との触れ込みに
皆期待して飛びつきました。
しかし、選択を誤ったようです、残念です。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
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