ハウスメーカーの契約を解約したくなる理由？？？

いっこうに減らないＨＭの解約相談！？

このところ、またＨＭの解約相談が多い。

特に、とあるＨＭ。

そのＨＭの行動指針はこんな内容だ。

『今日一日、怒らず怖れず悲しまず

正直親切愉快に、力と勇気と信念とをもって

自己の人生に対する責務を果たし

常に約束を守り、正義を実行し

日本の住宅を

我等の力で向上させます』

この行動指針とは裏腹に、向上させるとは思えない社員の行動が目につく。

この３月に、このＨＭは差し止め請求された消費者団体日本と契約約款に関して、

一応の合意を得たと報道があった。

確かに、「契約手付金」と称して法外な違約金を設定した契約書ではなくなった。

しかしながら、この会社、「違約金ビジネスか？」とお客さまが言うくらいに

「不当な？」請求を解約時に求めている。

例えば、契約後、１回の設計変更で一気に数百万の金額アップ。

当然、予算オーバーということに…

予算に合わせるには面積を狭くするしかない等々、契約前とは全く異なる提案。

という訳で「話が違い過ぎるから解約する！」という言えば、なんと１７０万円以上の請求！

これっておかしくない？ですか？

内容的には、せいぜい１０万円程度の請求が妥当かと思われる仕事内容だ。

このパターン、全国的なのか？

当方に同じような事例で、いろいろなこところから相談が来る。

こういった話がいくつもあると、ざっと見積もりして見たくなる。

仮に、解約時の請求額が１件あたり１００万円とすれば、１０件で1,000万、１００件で1億だ。

悪く言えば、毎月こんな契約と解約を繰り返しをしているだけでも、

十分なビジネスになりかねない。

有名私立大学の受験料と同様に考えてしまう。

受験料３万円で数万人の受験者が受けると…

という感じだ。

住宅着工件数が６０万戸ともいわれる時代。

昔の半分以下の注文では会社も存続が難しい。

そんな中、貴重なお客さまを強引に契約に持ち込むため、無理がある。

土地が決まっていない、間取りが決まっていない、

でも、契約が先。

結果、解約となり、お客さまは不当な請求をされてしまう。

社会通念上、妥当な請求であればいいのだが、これでは全くおかしな話だ。

請負には施主の予算にできるだけ合わせる義務を負っている。

最近では、建築士でもそうした義務を負うような判例もある。

もう少し施主側に立った対応であれば、こうした事態には陥らない。

お互いに時間と労力をムダにしたくないものだ。

いつになったら、こうしたトラブルはなくなるのだろうか？？

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