- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ビデオ撮影の必殺技「イマジナリーライン」の設定 #3
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
映像メディアの演出術
2008-10-28 08:35
朝晩の気温の変化が大きいですね、
季節の変わり目には、体調管理をしっかりしてゆきたいです。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
ビデオ撮影の必殺技「イマジナリーライン」の設定の三回目です。
映像は、現実世界をビデオカメラや撮影用カメラで撮影したものです。
人間の動きの方向性について、映像的にカメラで切り取ることです。
その想定される「イマジナリーライン」想定線を決めて撮影すると編集するとき
にスムーズにつながってゆくのです。
また、最近の手法としてハリウッド映画などでは、ストーリー進行で予定会話を
入れながらお話を進めます。
そんな時にステディカメラで歩きながら会話をしているシーンなどもカメラ
的に、シームレスな動画映像作りをサポートします。
ステディカムを使用したシーン(例)
1 警察署の中で、担当刑事がボスに報告をするけれども、取り合ってもらえないシーン、
2 キャンパスで、友達同士が連続殺人犯の噂話に花を咲かせながら話しているシーン、
3 犯人のアジトへと潜入するFBI警察官、部屋の中を注意深く見回しているシーン、
などに、ステディカムでの演出が光ります、
ステディカムカメラは、特殊なアームとバネでカメラを固定して撮影者が
歩いても、向きを変えても、ぶれずに撮影できるカメラのことです。
最近デジカメでも、手振れ補正機能というものが大体搭載されていますが、
簡単に言えば、その大型版?といったところです、
このカメラで撮影すると、
画面がスムーズに運び、人間の目のように違和感なく移動しながら撮影できます。
ワンショットで風景が流れながらストーリーも途切れずに進行できるという、
新しい撮影技法です。
しかしながら、イマジナリーラインの原則を踏まえてダイナミックに編集したり、
構成したりして、見る側のおどろきや楽しさを演出することもとても重要なことなのです。
イマジナリーラインは、乗り物などの場合は、直線のケースがありますが、
歩いて移動したり、自転車などのときは、曲線になるケースもあります。
イマジナリーラインの設定、
この、目に見えない、不思議なラインを覚えておいてください。
きっと、映像編集の魔法の杖、必殺技!になることでしょう。
クリエイティブ・プロダクション:デザインと映像のエスオープランニング
参考資料:映画の撮り方・ビデオの撮り方、学習研究社、西村雄一郎