珠算式暗算は、２ケタ以上で練習しましょう！

そろばんを習う効果のひとつに、珠算式暗算ができるようになるということがあります。

保護者の方も、計算に強くなってほしい、暗算ができるようになってほしいと考えられて、お子さんに習わされている方もいると思います。

阪神淡路大震災、東北大震災等の時、コンピューター関係が使えなくなり、そろばんのできる人は重宝されたのではないでしょうか？

暗算の検定試験に合格するために、1桁で計算させている教室は大変多いですが、それでは答えは合うかもしれませんが、本当に暗算ができると言えるでしょうか？

現に、他のそろばん教室から変わってきた生徒の上級者で2桁以上で計算している生徒は一人もいません。
　　ビックリです！
暗算○段ですと実績を書いていても、実績を上げるため、合格させるために、実際は1桁で計算して合格している場合もあります。
　　１０段や日本一の人が、１ケタで計算しているはずがありません！
また、先生自身が暗算があまりできないので指導できないと言う場合もあるでしょう。
先生はちゃんと指導しているのに生徒が１ケタで計算してしまう場合もあるでしょう。
要するに合格さえすればいいという考え方ですね。
分数計算ができない大学生と一緒です。
　　（数学が出来なくても合格できる大学もありますので、約２７％の大学生ができないそうです。）

「アバカス速算」では、2桁以上の問題は最初から2桁で練習させています。
それに平行してフラッシュ暗算も練習していますが、これは数字が次々と出てきますので2桁の問題を1桁で計算するという事は出来ません。
今、4ケタ以上を珠算式暗算でしている生徒もいます。
読上暗算は6桁も出来ます。
読上暗算も、途中で止まったりもう一回聞き直すなどという事はできません。
これは、1桁で計算しているようでは出来ないはずです。

人間は楽な方の道を選ぼうとします。
答えさえ合えばいいと、目を盗んでは1けたで計算するといつまでたっても暗算ができるようにはなりません。

早期教育が盛んです。
早くからご家庭で計算を練習させている場合、そろばんの指使いを覚えなかったり、珠算式暗算を覚えないお子さんがいます。
　　まったく家で何もさせていない、
　　家で少し計算の練習はさせているが”そろばん”はこういう計算をすると区別がつけられている
　　高学年からでも、きちんとそろばんの計算方法と筆算は別である十理解できる
　　素直・真面目な生徒
こういう生徒は年齢に関係なくそろばんも暗算も必ずできるようになります。
大人の初心者でさえ、本人ができるようになりたいと思われている場合は、必ずできるようになっています。

珠算式暗算ができるようになると受験や日常生活など一生涯でかなり得をすることになります。
これは、昔暗算が全くできなかった私が言うのですから間違いありません！

そろばんも暗算も指導者だけが一生懸命になっても、肝心の本人が努力しない、ご家庭で違うことを教えるでは、習得できません。

暗算は必ず２ケタ以上で練習しましょう！