- 田中 真由美
- サニー英語発音スクール 代表
- 東京都
- 英語発音スペシャリスト
国際NGOプラン・ジャパンの一員として
翻訳のお手伝いを開始して10年が経ちました。
定期的に家に翻訳物が届きますが、
今回は、日本に住むスポンサー宛てのネパール、カンボジア、パキスタン、中国に
住む子どもたち20人分のお手紙(英語に翻訳されたもの)を和訳します。
これらのお手紙は、数ヶ月かけてたくさんの人たちの手を経て
スポンサーの方の手元に届きます。
スポンサーの皆さんに手紙が届くまで
まず、現地のコミュニティ・ボランティアが子どもたちの家に行き、
手紙を書くお手伝いをします。
手紙を書く習慣があまりなく、郵便事情も整っていない途上国においては
生まれて初めて手紙を書く子どもも大勢いますが、
書くことができなくても、代わりに絵を描いたり
きょうだいや親が書いたり、スタッフが話を聞いて代筆してくれます。
現地語で書かれた手紙
その後、プランの現地事務所にて英語に翻訳されてから
プラン・ジャパンに送られてきます。
そして、プラン・ジャパンが翻訳者にお手紙+英語に翻訳されたものを
セットにして送ってくれ、今現在私の手元にその一部がある状態になりますが、
締切日までにプラン・ジャパンに完成したものを返送し、
それらをプラン・ジャパンがスポンサーの皆さんに送り、
ようやく到着ということになります。
お手紙は、単にスポンサーと子どもたちの交流を促進するたけでなく、
手紙を通じて子どもたちの世界観が広がったり
将来に大きな希望を見出してもらうきっかけとなったりします。
また逆に私たちが励まされることも多々あり、
翻訳をしながらウルウルしてしまうくらい
真っ直ぐでピュアな心にいつも感動しています。
Eメールが主流となった今の時代において、
海外に住む子どもたちとこのような手紙での心のこもった交流は、
双方にとってとても意義あるものだと思います。
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