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建築から出る音・・２
ハンマー音ってご存じですか？
金槌とかハンマーでたたいた時の音ではありませんよ。
水の通る配管内でウオーターハンマー（水撃作用）が起きた時に出る音のことです。
なんじゃそりゃって？
つまり、管内を流れている水をいきなり止めたりすると水が急激に止まって衝撃が発生し管をたたいて出る音のことです。
つまり水道管や給湯管なんかが・・
カ－－－ン！
なんて鳴る音のことです。
建築ではこの衝撃によって配管自体が・・
バタバタバタ・・！
なんて揺れて出る音も含めてハンマー音といいます。
このハンマー音は水流を急激に止める時に発生しますから皆さんがキッチンなんかでパ－ンといっきに水栓を閉めた時に発生するわけです。
あとは給湯器など水を使う機器などがいきなり止まった時などにもですが。
つまり・・
一気にパーン！と閉めることの出来るシングルレバー水栓の場合に起こる現象で・・
キュッキュと回して徐々に締める昔からある回転型のハンドル水栓ではこの現象は出ません。
なので、あんまりこのハンマー音が気になるようであるのならハンドル水栓に交換すれば音を止めることが出来ます。
そんなハンマー音の原因であるシングルレバー水栓ですが昨今はハンマー音の発生しにくいある程度ゆっくり水流を止める製品も増えてきました。
また配管自体も金属製の物ではなく塩ビなどの素材の物やさや管などの二重管などにすることでハンマー音の発生しにくい物になってきています。
ただ・・
こういった方法で本来のカーンなんていうハンマー音は相当軽減できるようになってきたのですが・・
配管のバタツキからくる、つまり配管自体が揺れて壁などにぶつかって出るバタバタ音は止められません。
つまり・・
どうゆうことかっちゅうと・・
それを止めるのは配管工事をする人の施工精度、つまり腕の問題なのです。
配管を既定間隔できっちり止めていればそんなバタツキ音はしない・・
いいかげんな間隔で、いいかげんな止め方で配管を止めると・・
水を止めたときに・・
バタバタバタ・・
適当な職人だと配管止めバンドの間隔とかすっごい開いていたりするですよね・・
たくさん止めないかんので面倒くさいのでしょう。
ま、ようするに・・
現場監理の責任でもあるということです。
Atelier繁建築設計事務所ＨＰ
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